10月30日質問事項3
3.萩・石見空港
○山陰中央新報:よろしいですか。山陰中央新報の片山です。
萩・石見空港に関連して伺います。
航空事業参入を目指す東京都のジェイ・キャスという会社が三、四年後に萩・石見空港と関西国際空港を結ぶ路線を開設したいという意向を示しています。ジェイ・キャスから県に対する路線の計画であったりとか、何かお話とかは現状、ある状況でしょうか。
○丸山知事:確認しましたけども、県に対してお話をいただいているという状況じゃないというふうに報告を受けてます。
○山陰中央新報:わかりました。
実現すれば、インバウンドを含めて、関空と結ぶということで、多くの来県が期待できてるので、県西部の活性化に期待が大きくなると思っています。一方で、今、羽田便の2往復維持の実績づくりと、公金脱却というところが最優先の中で、新たに公金を投じて誘致に乗り出すというのは難しいんじゃないかなとも思っております。知事は、この路線開設の意向に関して、どういうふうに受けとめられていらっしゃいますでしょうか。
○丸山知事:財政負担との兼ね合いは当然チェックしなきゃいけませんけれども、空港ですから路線がふえるということは望ましいことでありまして、例えば出雲空港で今、路線がふえていますのはFDA様の路線ですけども、そういったものと同水準の支援で路線開設が可能であるのであれば、それはちゅうちょするような内容じゃないんじゃないかというふうに思っておりますので、事業者の方の求められる支援の内容によりますけども、一般論としては大変喜ばしい内容だと。ただ、それは事業者様の事業計画がどういう内容で、どの程度の、自然体での乗客がどれぐらい見込めて、それに対して上積みがどれだけ必要なのかといった内容も伺いながらの判断になるのかなとも思っておりますけども、こういうのは私ども空港側で路線を設定できるわけではなくて、お話があって、それを受けとめて対応するということが基本でありますので、そういう話をいただけてる、ちょっとまだ直接伺っているわけではありませんけども、そういうお話があるというのは、我々としてはありがたいことだというふうに思っております。
○山陰中央新報:県としては、向こう側にアプローチをかけたりとか、航空会社側にですね、そういったような、今後の取り組みとして、されていかれるお考えというのはあるんでしょうか。
○丸山知事:そういうお話があるっていうことが報道されているわけですから、当然接触をこちら側から試みるということは行う必要があるかなと思っていますが、報道の内容が事実であるとすると、当面の目標路線というよりは、次の、2段階目の路線だと伺ってますので、もうちょっと航空事業様の、名前が上がってる事業者様にとっての優先順位として、すぐに詰めていく話であるのかどうかということも含めて、状況を伺わないといけないなというふうに思っております。
○山陰中央新報:大前提としては、やっぱり羽田便の実績づくりと公金脱却っていうのは、これが最優先にあるっていう御認識でいらっしゃいますでしょうか。
○丸山知事:今実際あるものを維持するというのが最優先というのは、それは当然じゃないでしょうかね。来るかもしれんものと、あるものというのは、やはりまずあるものを維持していくということを優先をしていく。ただ、内容によりますけどね、新しい路線の。ただ、報道で伺っている限りは、すぐにというお話ではないという報道が事実だとすると、そうせいて詰めていく話でもないかなというふうには思ってますけども、いい話でありますので、お話を伺って、事業者様の御意向なり考えをよく確認させていただいて、我々としてどういうふうにそういうお話を活用していけるかということを前向きに考えていくという姿勢には変わりはないです。
○山陰中央新報:いい話だというのは、やっぱりそれだけ県西部に入ってくる人がふえるからという意味で、いい話だというお話でしょうか。
○丸山知事:まあインバウンドという見方もありますけども、関空は、例えば和歌山の北部ですとか大阪の南部の方にとっては国内路線を利用される空港でもありますので、そういう関西とのアクセスがよくなる。で、海外とのアクセスがよくなるという意味において、当然、羽田便と比べるとちょっと次のセカンドランクかなという気はしますけども、マーケットとしては非常に大きなロケーションだというふうに思っております。
○山陰中央新報:わかりました。
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