７．合区

○共同通信：共同通信の出川と申します。

　ちょっと先ほどの話で申しわけないんですけども、ちょっと前に一票の格差の判決が高松高裁で出まして、合区を含む四国の３選挙区の訴訟なんですけども、違憲状態ではあるけれども請求棄却という結果が出たそうです。同じく、合区を含む島根県の知事として、何か受けとめがあれば教えてください。

○丸山知事：違憲状態だけれども選挙自体は無効ではないと。

○共同通信：ああ、そうそう、そういうことです。

○丸山知事：ですね。結果が尊重されてるのはいいことだというふうに思っておりますけれども、でも、判決は判決ですから、それは現法律の考え方からいたしまして、コメントは差し控えますけれども、制度の、こういう選挙制度をつくっていただいたという観点からすると、一票の価値という数値的な平等性とともに、候補者を選ぶチャンスが有権者にきちんと与えられている選挙制度なのかということとか、合区対象県２県で利害が対立するような問題に対応できるのかという質的な面も踏まえた選挙制度をつくっていただきたいというのが、繰り返し申し上げている観点でありまして、その判決については、司法の判断ですので、それについてよしあしをコメントすることは差し控えたいと思います。

○共同通信：合区についての部分については、質的な平等というんですかね、ずっと求められてると思いますけども、そういったようなことで解消を求めていくという姿勢に変わりはありませんか。

○丸山知事：ありませんね。

○共同通信：ありがとうございます。