8月28日質問事項7
7.松江市長告訴
○中国新聞:中国新聞の岡田です。
あと、別件ですが、先日、知事選での松江の松浦市長の発言をめぐって、五百川県議が名誉毀損ということで告訴されましたが、その件について知事の受けとめをお願いいたします。
○丸山知事:数回前の知事会見でも申し上げたことがありますけれども、松浦市長が御発言された内容については、私の受けとめとしては耐えがたい内容だというふうに思ってはおりますけれども、私自身は県をまとめるべき、一人しかいない知事として、自分の案件で県内の市町村長さんと争うということは、県民の皆さんが求められている知事の姿ではないだろうということで、これを告訴といった形で争うということについては行わないという考えであります。
耐えがたきを耐えるということで申し上げた記憶がありますけれども、そういった意味で、私は県知事という全体をまとめる立場としての制約といいますか、そういう自分の立場を考えまして、そういう判断をいたしましたけれども、それ以外の方が耐えがたきものを耐えられずに、というふうに対応されるということについては、ある意味、普通の対応であろうというふうに思っております。
○中国新聞:確認ですが、松浦市長の発言は、県庁の職員にかかわることであるとか、あと、丸山さん御自身のセクハラだのパワハラだのということも発言がありましたけど、それはいずれも御本人としては誤っているという認識で、事実無根ということでよろしいでしょうか。
○丸山知事:私自身の、消防庁から地方公共団体(金融機構)というところに移る際の異動の理由が、消防庁でのセクハラであったといった御指摘がありましたけども、これは私自身ではありませんけども、報道機関の報道で明らかなように、総務省に確認されて、そういった事実はないというふうに言われておりますので、そういったことであるというふうに思っておりますし、前段のお話というのは、選挙にかかわった私、それから松浦市長、それから五百川県議といった、ある意味、この知事選挙という争いの場に立った人間以外の方のお話が含まれておりますので、そもそもそういったこと、大変、そもそもの発言の前提たる職員の方に対する、とられている表現というのがそもそも事実なのかどうかということがありますので、私自身はコメントは差し控えたいというふうに思っておりまして、これは争った人間以外の方を巻き込んだ議論というのは、できれば、そもそもされるべきではなかったと思いますし、今回、こういった告訴をせざるを得ないというふうな状況になったということ自体を含めて、大変残念な、そもそも発言がなければよかったと思いますし、発言後も、それなりの適切な対応がとられていれば、こういう第三者を巻き込むような報道がなされることを回避できたのになといった意味で非常に残念だと思っております。事実関係について、私も争う立場ではありませんので、どちらかといいますと、そういう点での配慮が必要だと思っておりますので、コメントは控えるというふうに、前段の部分についてはコメントは控えさせていただきたいというふうに思ってます。
○山陰中央新報:済みません、山陰中央新報、高橋ですが、先ほど、五百川県議の告訴の関係で一つ確認をさせていただきたいんですが、告訴の関係等々で、五百川県議と御連絡をとられたりというのは、していらっしゃいますでしょうか。
○丸山知事:私、耐えがたきを耐えといった形で、大々的にこの問題で松浦市長さんと争うことはしないという、自分が決めたこと、そして、五百川県議が決められたことも、それぞれがそれぞれで判断したことということでありまして、この件で特段話をしたことというのはお互いないです。
○山陰中央新報:その五百川県議のことというか、松浦市長に対してなんですけれども、今、市長に対する知事の御感情的にはどういうふうに感じていらっしゃいますか。
○丸山知事:こういう状況をそもそも、発言がなければよかったなというふうに思うことと、発言された後にも、事後的な対応ということがとられればよかったのになというふうに思うところですかね。
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