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8月28日質問事項5

5.竹島

○山陰中央新報:日韓関係で関連して、山陰中央新報の多賀です。

 先日、竹島問題の関係で、宮腰領土問題担当大臣が島根県を視察されました。この視察について御所感を伺ってよろしいでしょうか。

○丸山知事:竹島問題、それから尖閣問題といった領土主権の問題を御担当いただいてます宮腰大臣に、丸二日をかけて、隠岐と、竹島資料室を含めた県庁を御訪問いただいて、この島根、隠岐の皆さんの思いですとか、また漁労関係者の思いですとかというものを直接お聞き取りいただいて、現地を見ていただいたということは、竹島問題を御担当していただく上で大変、我々としてもありがたい訪問であったと思いますし、意見交換をさせていただいて、大変ありがたい機会をいただいたというふうに思っております。

○山陰中央新報:現場の思いを伝えられたり、この丸二日間、御案内されて、大臣に対してはどういった御印象を与えられたとか、手応えなどはいかがでしょうか。

○丸山知事:竹島でアシカ漁ですとかアワビ漁ですとかという、島根県としての漁業の適地としてのいろんな活動が隠岐の久見地区を中心に行われていたということを現実、実際行かれた方々の御子息等を含めて、お話を聞いていただいております。その中で、やはり時間が過ぎて、もう直接行かれた方はおられないということで、やはりそういうことを語り継いでいただくような方々を育てなきゃいけないんじゃないかといったお話もいただきましたので、これは国と連携をして、政府と連携をして、島根県としていろんなことをお願いをしていく上では非常にありがたい御指摘でありましたので、そういったことを含めて、この竹島の問題をきちんと国民全体に理解していただく、そのもとになります発信力をきちんと確保、維持していくということが大事じゃないかというふうな御指摘をいただいたというのは、本当ありがたいことだというふうに思ってます。

○山陰中央新報:情勢をめぐっては、韓国軍が竹島周辺で訓練を行ったり、アメリカが韓国の訓練に対して懸念もしているようです。日米韓の関係が今悪化している状況ですけれども、この状況についてはどのように受けとめておられますか。

○丸山知事:やはり、国際問題について詳しいわけではありませんけれども、大事なことは、お互い主張し合う、そして立場の違いを明確にして議論するということは、持ってる国益が違う以上、これは仕方がないことだと思いますけれども、争うべきところと争わなくていいところ、これがごっちゃになるということが、国と国との関係では、どちらにとってもプラスを招かないんじゃないかというふうに思いますので、やはり議論の対立するところと、その余波を余分に広げないという努力をしていくということが、これは両国も注意しながら、関係国が注意しながらやられるということが大事なんじゃないかなというふうに思っておりますが、私は日本の政府ですとか日本国民の皆さんが感情的になられているというふうには思っておりませんので、どちらかといいますと、韓国側にそういう雰囲気をつくってもらうということが、総体的には求められているんじゃないかというふうに思ってます。

○山陰中央新報:わかりました。


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