• 背景色 
  • 文字サイズ 

7月31日質問事項4

4.国際チャーター便

○山陰中央新報:山陰中央新報の平井です。

 関連してなんですけれども、日韓関係の悪化を理由に、韓国のチャーター便の運航が中止になって、それ以降、再開にめどが立っていませんが、この状況をどのように感じておられますでしょうか。

○丸山知事:同じですね。民間交流と同じ感覚、同じような状況があるので、島根の、日本のツアーに予約を申し込むという人が減っている。その予約が少ない便を飛ばすわけにもいかないのでチャーター便がとまってるということだと思います。交流事業と同じような構造にあるのかなということで、韓国の国内での感情的な高ぶりといいますか、そういうものが鎮静化をしていくということをちょっと待つしか、待つのが一番いいのかなというふうに思っておりまして、空の便でも来てほしいということはとても言えませんので、とにかく予約が自然に入ってくると、ツアーに申し込みがふえてくるという状況を待ちたいと思いますし、連携しているツアー会社のほうで何かいろんな対策を、こういうアイデアがあるということであれば考えていく必要があると思いますけども、なかなかちょっとお客さんの気持ちの問題がスタートになっているとすると、やはり鎮静化を待つというのが現実的な対応策なのかなというふうに思っております。

○山陰中央新報:定期便化を目指しておられる気持ちは変わりないと思うんですけれども、その影響はどのように感じておられますか。

○丸山知事:実際、チャーター便の様子を見て、多分定期便にするかどうかという対応を考えておられたと思いますので、そういう意味で、チャーター便の状況を見るという期間が短くなってるということですので、よくは働いてないでしょう。

○山陰中央新報:定期便化を目指したいというお気持ちに変わりはないですかね。

○丸山知事:変わらないです。ある意味、今回の問題というのは韓国内での一つの動きだと思いますけども、恒常化、固定化していくっていう動きとは捉えてませんので、徐々に、ちょっと時間かかるかもしれませんけども、いずれ鎮静化をしていく、日本の温泉に入りたい、島根の自然に触れたいという方々というのは必ず戻ってくるというふうに思っておりますので、そういう前提でできることはやっていきたい。ただ、今、逆風が吹いているといいますか、そういう雰囲気がちょっと、雨が降っているということは間違いないと思いますので、雨がやんで、曇って、晴れてという状況を待つ、待たなきゃいけませんし、そういうことに向けて自分たちでできる努力はしていきたいというふうに思います。

○山陰中央新報:チャーター便は10月末までの運航予定でしたけれども、今回、再開した場合というのは、期間延長というのはあるんでしょうか。

○丸山知事:それは向こう側の判断だと思います。とりあえずは多分、10月末まででどれだけチャーター便を飛ばせれるか、その中の実績でチャーター便を延長しようというふうに判断してもらえるかどうかということになると思いますので、できるだけ早く便が再開されるということが望ましいというふうに思ってます。

 

○山陰中央テレビ:済みません、山陰中央テレビの藤谷です。

 話が少し戻るんですけども、韓国のチャーター便の件ですけども、先ほど、知事のほうから関係改善、ほとぼりが冷めるのをちょっと待つというような発言をいただきましたけども、島根県のほうから何かチャーター便が早く復活するような対策であるとか補助であるとか、そういったものというのは、現段階では考えていらっしゃらないということ。

○丸山知事:繰り返しになりますけど、感情の問題なので、韓国の方で、今の日本国政府の対応について悪感情を持っておられる方に、何かを上げると申し込んでくれるとか、そういうアプローチをするのは難しいので、そういう気持ちの問題である以上は、ちょっとこういう行政とかいう世界、旅行業者さんのいろんな、この障害を解消するとかっていう意味では県が支援するといった形での改善というのは可能だと思いますけども、その先にあるお客さんの方々の心の中の問題が起因だとすると、なかなかちょっとそこに届くような話というのを行政でお金をかければできるということはちょっと思いつかないというのが率直なところです。

○山陰中央テレビ:チャーター便が中止に一旦なりまして、鳥取県のほうには……。

○丸山知事:チャーター便、中断で。

○山陰中央テレビ:あ、中断、中断。中断になって、鳥取県のほうでは、多少少しキャンセルが、旅行の関係ですね、キャンセルになったりとかして観光地に影響が出ているようですけども、島根県としては、何か観光地、経済的に影響が出ているというような認識というのはございますか。

○丸山知事:当然、来ていただいてた、チャーター便がないころよりはふえていたところがまた減ってるということだと思いますので、その影響がないわけじゃないですけども、席数はそれほど多くありませんので、島根の観光全体に与えてる影響というのは、そう大きくはないと思いますので、具体的なクレーム、大変だとかって話はまだ聞いてないですね。

○山陰中央テレビ:鳥取県の平井知事は、きょう、午前中の定例会見のほうで、観光地、影響を受けているようなところというのは経済的な支援であるとか、低金利の融資などもするというような方針を伝えられたということですけども、島根県のほう、何か観光地であるとか、そのあたりに対する補助であったりとか支援というのは、現段階では何かございますでしょうか。

○丸山知事:現段階ではないです。そういう状況があるというふうに今聞いてないので、そういう状況があれば、また考えますけど、私自身はちょっとそういう状況聞いてませんので、米子便で来られてる韓国の方々が当然、島根に回ってきておられると思いますので、その影響が大きくって、その穴埋めするのが大変だというふうな状況がもしあれば、それは対策を考えるということになると思いますけども、ちょっとまだそういう話を私自身が聞いてるわけじゃないので、何か対策がないかと言われると、その前提となる状況認識をしてないので、今のとこない。それはやらないということではなくて、今のところそういう認識持ってないということです。

○山陰中央テレビ:ありがとうございました。


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp