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6月28日質問事項12

12.参議院選挙・合区

○共同通信:共同通信の出川でございます。

 国会が閉幕しまして、参院選の日程が4日公示、21日投開票というふうに決まりましたけども、まず改めてですけども、参院選の論戦に期待するものというのは、もしあれば手短に教えてください。

○丸山知事:私も何度か申し上げてますけども、参議院選挙というのは比較的人口比例の要素が抑えられた、まず合区になっているということは大変遺憾ですけども、やはり地方の声が届きやすい選挙制度、衆議院と比べればですね、と思いますので、できるだけ地方の置かれている現状、課題をもとにして、その地方を活性化する、三大都市圏からいろんな機能を地方に移していくとか、人を移していく、そういうことのためにどういうことをやらなきゃいけないかということを、この議論が深まって、そういった政策がより進むような選挙戦になってほしいなというふうに、済みません、島根県知事としては思っております。

○共同通信:わかりました。

 それに関連して、今回、特定枠って導入されて、必ずしも合区の選挙区で使ってくれという制度ではないと思うんですけども、ある種、今、自民党さんは合区の救済法みたいな感じにして使うという、何か、いる一方で、なかなか知名度が低いなという現状もあるんですけども、特定枠自体についてはどういうふうに、特定枠という制度について考えられていますか。

○丸山知事:やはり、非常に国会、選挙制度って一番、恐らく法律を通すに当たっては一番センシティブな法律の種類だと思いますし、これは政府で提案するわけじゃなくて、与野党協議というプロセスを経てできるものですので、ある意味、合区で、合区された地方区のほうの救済と、はっきりうたってあるわけではないですけども、それはそういうふうに使えるように、この制度がちゃんとつくられていて、それは本当に、政治というのはある意味、いろんな妥協、いろんな折り合いをつけてできる制度ですから、それは本当にこの制度を入れていただいたというのはありがたいことですし、そういうふうな、そういう合区になった県の救済として使える制度をつくっていただいて、なおかつ自民党という政党の中でそういうふうな候補者選定をしていただいているというのは大変ありがたいことだというふうに思っております。制度として若干曖昧なところがあっても、それはそれで、そういう合意で法律が成立して、実際にそういう、島根の実情を熟知された、今回、三浦候補が候補者として擁立されているという事態は、非常に、島根県政としては好ましい、ありがたいことだというふうに思っています。

○共同通信:知名度があんまり上がってないこと自体については、まあしようがないのかなというような受けとめですか、初めてですけども。

○丸山知事:選挙制度として、余り活動ができない制度になってますので、そういう意味ではいたし方ない、そういうこととセットで今回、こういう制度が導入ができたんだということだとすると、それはそれでいたし方ないことだなというふうには思います。

○共同通信:ありがとうございます。


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