４．知事公舎

○山陰中央新報：よろしいでしょうか。山陰中央新報の多賀です。

　知事公舎についてお伺いします。前回の定例会見でもお考えを述べられたと思うんですけれども、その後、知事公舎に知事御自身、出向かれたとか、見に行かれたんでしょうか。

○丸山知事：いや、特に行ってませんけど。

○山陰中央新報：実際に今後見に行かれる予定とかお考えはいかがでしょうか。

○丸山知事：行くかもしれないし、行かないかもしれません。忙しさによってですね。

○山陰中央新報：現時点は、活用については今のところどういうふうな、検討中ということだったんですけれども。

○丸山知事：担当課、担当部のところで検討してもらっています。当然、活用策というのは、活用してもらう相手方の評価とかも要るでしょうから、県の中だけで完結する活用策に限りませんので、一定の調整は必要だと思いますし、こういったことで短期的に貸し出すといったことについてニーズがあるかどうかということも確認しないといけないと思いますので、ちょっとアイデアを出さなきゃいけないということと、そのアイデアがニーズがあるものなのかどうかということ、２点、検証が必要ですから、ちょっとまだ検討中ということであります。

○山陰中央新報：非常に立地もよくて、土地も上物も含めて非常に資産価値が高いという物件なんですけど、県有資産をうまく遊ばせずに生かすという観点ではどのようにすべきだというふうにお考えでしょうか。

○丸山知事：立地がいいというのは、まさに小泉八雲旧居の通り沿いであって、よく観光に来られる方が、バスをおりて歩いていただく、松江の雰囲気を、お城のお堀の雰囲気、そして武家屋敷の雰囲気を感じていただくという意味で、そういう風情のあるスポットでありますので、そういった雰囲気に合った活用策でないといけないなというふうには思ってます。

○山陰中央新報：ありがとうございます。

○ＮＨＫ：済みません、ＮＨＫの須田と申します。

　知事公舎のことで、追加でお尋ねしたいんですけれども、検討されていらっしゃるというのは、貸し出す方向で検討されていらっしゃるという理解をしてよろしいもんでしょうか。

○丸山知事：そうですね、私が使わないので。県庁の中で使うということもあるかもしれませんけども、外の方も含めて、幅広に検討するということでありますから、県庁外部の方に利用していただくということも視野に入れて検討しているということですね。

○ＮＨＫ：ありがとうございます。

　お部屋の中には茶室もあるということで、風情がある土地というお答えがありましたけれども、もし貸し出すとすれば、どのように使われることが望ましいというふうに、知事としてはお考えでしょうか。

○丸山知事：利用される方に、やっぱりこの場所でよかったねというふうな評価をしてもらえる、そして、それを周りで見られている方、知事公舎というのを一時的にこういうふうに使うということについて、そういう使い方はいいよねって思ってもらえるような、当事者に評価してもらえる、そして周りの方にいい使い方ですねというふうに言ってもらえるようなやり方がいいかなというふうに思います。ちょっと抽象論ですけど。

○ＮＨＫ：わかりました。

　あと、済みません、そもそも論になってしまうんですけれども、改めて入居されないというお考えの、その理由というのをお聞かせ願えますでしょうか。

○丸山知事：自分の家を買って住む予定だからっていうことです。

○ＮＨＫ：それは、島根県に永住するとか、どういうお考えに基づいて住むよということでしょうか。

○丸山知事：私も長く島根に住む予定でありますので、当然、知事として住む期間、恐らくこれは４年間は今の状況で認められていると思いますけども、いずれ知事でなく、一県民として生活するということが確実でありますので、そういった中で、できるだけ生活環境を変えずに、自分のペースで、こんな仕事もしたいし、仕事が終わった後の生活も主体にしたいなというのもありまして、そういう、今の生活、それから知事としての生活、そして知事が終わってからの生活というものが余り大きく変わるのも、ある意味、環境変化も大変なので、できるだけマイペースで仕事、生活をしていきたいなということですかね。

○ＮＨＫ：わかりました。ありがとうございました。

○山陰中央新報：関連して、山陰中央新報の多賀です。

　知事公舎の活用方法を決めるのは、めどとしてはいつぐらいがよろしいかとお考えですか。

○丸山知事：まずできるだけ早いほうがいいと思いますけどね。ただ、何か、もうあした決めなきゃいけない、あさって決めなきゃいけないというわけではなくて、余りのんびりしていいわけじゃないというふうには思いますけど。

○山陰中央新報：わかりました。