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6月12日質問事項9

9.U・Iターン

○山陰中央新報:山陰中央新報の高橋です。6月定例県議会の所信表明の中では、合計特殊出生率の話とあわせて、社会増・社会減の均衡を目指すという部分で、目標達成年度を前倒しをされました。一方で、U・Iターンの方の数っていうのは数値が下がっている状況があって、もうちょっと取り組みを強化する必要があるのかなと思うんですが、知事はその点、今、どういうふうに御認識してらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:U・Iターンの取り組みは強化しなきゃいけないと思いますし、そういう意味で、今回の補正予算でも東京の移住相談の体制を若干ですけども強化をしております。U・Iターンというのも、これも人の人生を変える話ですんで、今まで思ってる人生を変えて、戻ってきませんか、または島根に来ませんかというふうなアプローチをするわけですから、そういう体制をどのエリアで、どういう層に対して、抽象的に話がなればなるほど具体性、具体的な魅力が、訴えることが難しくなりますから、東京圏なのか関西圏なのか、広島・岡山、山陽側なのか、どういう年代層にちょっと力を入れていくのかということを含めて、具体的に考えて充実をしていかなきゃいけないというふうに思ってます。

○山陰中央新報:知事御自身もIターン者でいらっしゃって……。

○丸山知事:いや、県庁時代からするとUターンっていう言い方に。済みません。

○山陰中央新報:ちょっと島根の魅力を語っていただけると。

○丸山知事:やはり、基本的には子育ての環境にも影響しますけど、職住接近というところがありますので、いわゆる松江、出雲の中心地でもそれほど混雑、過密が進んでませんので、非常にアクセスがしやすい、通勤時間が比較的短いんじゃないかと思いますし、通勤する際も、車の中で自分の空間で通勤できるというのは、同じ東京の列車に乗ってる通勤時間と比べれば随分快適ですから、そういうことで仕事から家庭に移る時間、要するに家庭でいる時間がやっぱり長い、東京とかに比べれば随分長いし、疲れずに戻ってきて家庭生活、家庭での役割を果たしたり、またしやすい環境だと思いますので、そういう大都会じゃないところが若者が出ていく一つの要因であるかもしれませんけども、都会過ぎないところがよさだというふうに思いますし、何においても県民の皆さんが真面目に熱心に取り組まれる誠実な皆さんですので、そういう日本らしい、さすが昔の、昔ながらの、いわゆるこつこつと物事を積み上げていく農村社会的な、日本的な人のよさというところが、観光上のPRコンテンツじゃないですけども、生活していく上では本当に、結局はマンションの箱の中で、家の中で暮らすわけじゃありませんから、結局は人と生活するということでありますので、人柄がいいというところと、私個人としては食べ物もおいしいですし、お酒もおいしいですので、妻に怒られる要素でありますけども。

 私自身は、若い方に言いたいのは、18歳まで大分不便なんですね、車の免許を取るまでは。でも、車の免許を取って、本当に安い、50万とか30万の車でも買ってしまえば、大阪、まあ大阪はちょっと、最初はきついかもしれませんけど、岡山に行くにしたって広島に行くにしたって、松江、出雲にないものは月に1回出ていけばほとんど手に入りますので、そういう意味で、自動車社会ですけど、18歳、車の免許を取れる年齢になってしまうと、中学校、高校生、公共交通機関が少なくて不便だなって思われたと思いますけど、そういう不便さってほとんどなくなると思いますので、そういう意味では本当に生活がしやすい、いいまちなんですよというふうに、もうちょっと言っていかなきゃいけないのかなというふうに思ってます。

○山陰中央新報:わかりました。

 先ほどもありましたが、進学とか就職を機に県外に出られる若い方々、非常に多くなってますけれども、県内で学んだりとか、取りたい資格が取れる、やりたい職につけるというような環境を整えることが重要なのかなと思いますけれども、これからそういったところにどういうふうに取り組んでいかれるかっていうふうなのは、どうお考えでしょうか。

○丸山知事:やはり県内の企業に大きくなっていただく、雇用を太くして、働く環境、特に賃金水準を上げていただいたりということをしていただく、そのもとになる経済の活性化に取り組まなきゃいけないというふうに思ってますし、いろんな職場という意味でいきますと、島根にない業種の企業に来ていただいたりしていただくということも大事だというふうに思ってますので、そういう意味で雇用の量、ある意味、人手不足というふうに言われてますので、量は足りてるんじゃないかという話があるかもしれませんけども、バラエティーという意味でやっぱりふやしていかなきゃいけない。いろんな職場、いろんな職種、いろんな会社があるということは、東京でないとできない仕事っていうのをなくしていくって意味で大事だと思ってますので、そういう意味で、県内の企業に新たな業種に進出してもらうとか、また新規起業を進めてもらうとか、外から来てもらうとかということを総動員しなきゃいけないというふうに思いますね。


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