１９．選挙を通して

○山陰中央新報：山陰中央新報の多賀です。

　知事御自身、選挙中、全県くまなく選挙を通して回られたと思うんですが、出向時、出向されていたときに見た現場と、今回、全県を回られて見た中で、見え方の違いとか、例えば疲弊が進んでいるだとか、感じられたことってありますでしょうか。

○丸山知事：やっぱり県の幹部職員だった時代、通り過ぎること、通り過ぎてたエリア、車で通り過ぎるだけの場所っていうのはたくさんありました。今回、選挙戦、推薦、選挙前の後援会活動を含めて、やはり実際に集会所で１０人、２０人の方とお会いするとか、そういう、県職員時代は通り過ぎてたところに立ちどまって、そこで集まってるような方々にお話をして、そしてお話を伺うっていう機会がたくさんありましたので、そういった形では本当に県職員時代にわからなかったことというのはたくさんありましたし、特に中山間地域においてそういう集会に出てこられる方々の年齢の高さ、これがある意味、高齢化の度合い、通り過ぎて、家の眺めを見てるだけではそういったことというのは見えませんでしたので、やはり高齢化が進んでいる地域なんだなとかっていうことをやっぱりお会いする方々の年齢層だったりをかいま見ますと、そういったことをやはり中山間地の奥ほど感じましたし、そういった高齢化の現状というのは、やはり選挙戦で初めてわかったことというのはたくさんありますね。