○丸山知事：それでは、定例会見を始めさせていただきます。

コメント１）領土・主権展示館の開館

　私からのコメント、２点でございます。

　１点目が、昨日の、東京・虎ノ門でありました、新しい領土・主権展示館の開館についてであります。

　昨日、この新しい展示館が虎ノ門に移転されて、開館式典が開催されました。私も竹島の関係県の知事として出席をいたしまして、御挨拶をさせていただきました。一般公開は本日からとなっております。

　移転前の場所と比べて約７倍の面積と聞いておりましたけども、実際、現地を見た印象としましては、数字以上に、縦といいますか、高さもあって、一部２階の構造になっていますので、大変広々とした展示のスペースでありまして、立地場所も国会に近い、そしてメトロの虎ノ門の駅にも近いといったところで、あと、前の建物は、実は私が県知事になる前に勤めていた日比谷公会堂と一緒にあります市政会館という建物で、こちらは歴史的建造物なので、外に表示、看板を立てたりすることはできなくて、ホームページを見て探して来られる。建物の中に入っても案内表示が十分に出ていなかったので、私も職員時代に、どこにあるんですかと聞かれて案内したこともありましたけど、そういった場所と違いまして、玄関といいますか、大きく表示もされてますし、非常にわかりやすい場所、１階にも立地しておりますので、非常に交通の便等、表示がはっきりした、訪れやすい場所になっております。島根県からは竹島で捕獲された大型のニホンアシカの剥製を、３月までですけども、サヒメルから臨時に移しまして展示をさせていただいておりまして、（竹島に対する）行政権の行使、アシカの狩猟許可制から始まったと言われてますけども、領土と、そこに漁猟という形での営みがあったということを見ていただくための展示もさせていただいております。多くの国民の皆さん、そして場合によっては海外の皆さんにもたくさん訪れていただいて、国内外から我が国、特に竹島に関する我々の立場、主張を広めていただく、そしてその活動を活発にしていくための大きな契機になっていきたいと、我々としても努力をしていきたいというふうに思っているところでございます。