４．中東情勢による原油高対策

○山陰中央新報：済みません、もう１点よろしいですか。山陰中央新報、片山です。

　中東情勢の悪化について伺います。

　中東情勢の悪化で、原油高など、家計とか企業などに影響が出ています。長引けば長引くほど影響が広がってくるとは思うんですが、何か緊急的な対策について考えはありますでしょうか。

○丸山知事：いや、直ちにまだ何かということではないですけども、どちらかというと、大もとであります中東、特にイランとアメリカの関係が相互に武力的な争いになるということが相互、また世界経済にとってプラスにならないということを両当事者が十分に認識されて、冷静に対応していただくということが一番大事なんじゃないかなと。それで、ただ、緊張が続くということになりますと、いろんな影響がマクロ経済で生じてくることになろうかと思いますので、それは恐らくマクロの話で、これは島根県に突発的に出てくるというよりは、国全体、そして地方、地域の経済にということになろうかと思いますので、そういった今回の中東情勢の緊迫化に伴って、企業のマインドですとか原油高がどこまで継続するかといった状況、もろもろ踏まえて、必要な対策を政府において迅速にとってもらうということが大事だと思っておりますが、それが必要な状況なのかどうかということも含めて、私自身はそういうマクロのデータを持っておりませんので、政府においてそういった景気動向を綿密にウオッチしてもらって、悪い兆候がある場合には早目に対策を打ってもらうということが大事なんじゃないかというふうに思っております。

○山陰中央新報：ありがとうございます。