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おたふく風邪ワクチンの公費助成について


 

【提案No.A2023-00186】8月25日受付

 

 おたふく風邪ワクチンは任意接種であるがゆえ、地域により接種率にバラつきがあります。また、インフルエンザの予防接種同様、有料であるがために接種させない考えの親は一定数いると思います。

 おたふく風邪による難聴は治療率がかなり低いと言われています。少しでも多くの子どもたちが予防接種を受け、地域で流行らせないよう公費助成の検討をお願いします。

 

 

【回答】9月8日回答

 

 おたふくかぜワクチンは、現在、国において定期接種化(公費での接種)の検討が行われているところです。

 国内においては、平成元年4月から国産MMR(麻しん、おたふくかぜ、風しん)ワクチンが定期接種に組み入れられたことがありますが、おたふくかぜワクチンの副反応として無菌性髄膜炎が問題となり、平成5年以降は利用が中止されています。

 その後、世界と日本のワクチンギャップに対応するために、国において平成24年以降、7つのワクチン(子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎)の定期接種化が進められ、現在はおたふくかぜワクチンが最後の一つとなっています。

 おたふくかぜワクチンの定期接種化にあたっては、過去の副反応の問題もあり、より高い安全性が期待できるワクチンの承認が前提とされており、新たなMMRワクチンの開発をメーカーに要請されているところですが、まだ開発に至っていないようです。

 県としましては、おたふくかぜワクチンの定期接種化にあたっては、まずは、国において安全性や費用対効果などについてしっかりと検討していただいた上で、速やかに定期接種とするよう求めているところです。

 なお、おたふくかぜワクチンを任意接種で受ける場合、接種費用の一部を助成している市町村もありますのでお住まいの市町村にお問い合わせください。

(健康福祉部感染症対策TEL:0852-22-5254)

 

 

 


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