食品ロスを削減する方法について
【提案No.A2021-00132】4月28日受付
レトルトカレーのように、工場で加熱・殺菌し完全密封すれば、常温で何カ月も持つ食品があります。
これを一般家庭の食品にも応用し、特定の工場に食品を送れば密封されて返ってくるようにしてはどうでしょうか。また、行政が工場を支援することで、できるだけ低価格でできるようにしていただきたいです。
利点としては、食品ロスがなくなり食費の負担が減るだけでなく、地球温暖化対策にもつながります。また、飲食店でも活用することで経費削減になり、その分値段を下げられると思います。
【回答】7月8日回答
食品廃棄の削減に向けたご提案ありがとうございます。
世界には深刻な飢えや栄養不足の状態にある人々が多数存在する中で、まだ食べられるはずの大量の食品が廃棄されており、国際的に大きな問題となっています。
また、食品廃棄は廃棄までの過程(食品の製造、保存、配送、廃棄等)でそれぞれエネルギーを消費し、CO2を排出することから地球温暖化へとつながる面もあります。
家庭等からの食品を工場に送り、加工を経た上で消費するという手法につきましては、衛生面やコスト面等に課題があり難しいと考えますが、家庭での食品ロス削減は、ご提案にもありますように、地球温暖化対策にもつながるものであり、とても重要です。
現在島根県では、「島根県環境総合計画」の中に食品ロスの削減に関する項目を定め、計画的な食品の購入・調理、使い切りなど家庭に向けた普及啓発として「おいしい食べきり運動」を行っています。昨年は、この一環として、「しまねの7ヶ条」を作成し、周知しました。
今後とも、食品ロス削減に取り組んでまいります。
(環境生活部環境政策課)
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