卒業を迎える時期になりました。恒例なのが国歌斉唱ですが、子どもの成長に合わせた歌を歌うのがよいのではないかと思います。そこで、故郷を愛する大人に成長してくれるのを願う意味でも、義務教育卒業時には市町村民歌と県民歌を、高校教育卒業時には県民歌と国歌を斉唱することを提案します。

　郷土愛を育むためにも、歌の意味もきちんと子どもに教えられる歌をみんなで歌いたいものです。

　ご意見ありがとうございます。

　学習指導要領においては、「卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする」とされており、島根県でも、公立の小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校において国歌を卒業式などで斉唱しています。

　また、卒業式など儀式的な行事は、「学校生活に有意義な変化や折り目を付け、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機付けとなるようにすること」とされており、年間指導計画の作成に当たっては、「学校の創意工夫を生かし、学校や地域の実態、児童生徒の発達の段階などを考慮するとともに、児童生徒の自主的、実践的な活動が助長されるようにすること」とされています。

　各学校においては、こうした点を踏まえて計画・実施しているところです。

　また、県民歌については、次の世代を担う子どもたちをはじめ、さらに多くの県民の皆さまに知っていただき、長く歌い継いでいただけるよう、今後も引き続きさまざまな機会を捉え、普及に取り組んでまいります。

（教育庁教育指導課）

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