７月に発行されたご縁の国しまね観光ガイドブック「ご縁旅しまね」Vol.25には、記事の中にも、特集の文化施設の中にも、地図上にも、八雲立つ風土記の丘が出ていません。古代出雲文化発祥の地にある、しかも島根県立の重要な文化施設が無視されていることは、大変残念に思います。

　このガイドブックでは、県内の国宝建造物の取り上げ方もまちまちです。県民の誇るべき文化財（国宝）をもっとＰＲして、島根県の文化のすばらしさを、県内外の人々に理解してもらえるようになればと思います。

　特に島根県立八雲立つ風土記の丘（外部サイト）周辺は古代文化の魅力に満ちた地域ですので、この魅力を広報誌で全国にＰＲしてください。ガイド付きで確認したい場合は、八雲立つ風土記の丘事務室で受けつけています。

　島根観光ガイドブック「ご縁旅しまね」は、県内各地の観光スポットや温泉、伝統芸能など島根県の魅力を県外の方へPRするために制作していますが、紙媒体であり、紹介できる施設には限りがあります。

　そのため、より多くの情報を届けることができる観光情報ポータルサイト「しまね観光ナビ」（外部サイト）による情報発信も行っており、ご意見のありました「島根県立八雲立つ風土記の丘」や「神魂神社」も、紹介しているところです。

　また、県教育委員会では、古代出雲文化発祥の地である八雲立つ風土記の丘をはじめ、島根の歴史文化の価値や魅力を広く周知するため、県内外での古代出雲文化をテーマとしたシンポジウムや講座の開催、ホームページやＳＮＳを活用した情報発信、他県と連携したイベントや共同研究などを実施しています。

　併せて県では、県外に向け島根の魅力を発信する情報誌「シマネスク」を発行しています。この情報誌では、写真を多用し、島根の自然・文化・歴史・人々の暮らしなどを紹介し、観光や移住など島根への興味関心を持っていただけるような誌面づくりを心がけています。

　今後も、県内外の多くの方々に県内各地のさまざまな見どころや島根の歴史文化を紹介し、興味をもってもらえるよう、いただいたご意見を参考にしながら、情報発信の内容や手法について、引き続き工夫してまいります。

（商工労働部観光振興課、教育庁文化財課、政策企画局広聴広報課）

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