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PCR検査体制の拡充について


 

【提案No.A2020-00632】5月4日受付

 

 県内において感染経路が不明な感染が確認されました。流行地域の経過を見ていると、今後県内においても徐々に不明な方が増え、医療機関での院内感染や高齢者施設での集団感染と拡がっていくことが予測されます。

 島根県においては都市部と比較して高齢化率が高く、医療機関数や医療従事者数においても脆弱さが心配され医療崩壊も懸念されます。そのためPCR検査体制の拡充を図り、以下のような積極的な対応をしてほしいです。

 

・ドライブスルー方式等での発熱外来(PCRセンター)の設置

・県西部での検査実施

・受診基準の周知や、主治医が検査の必要性を認めた場合は速やかに検査できる体制づくり

・医療従事者への検査や入院予定者(妊婦を含む)の事前検査の導入

 

 県民も医療従事者も「いつ感染するか、感染させるかわからない」という不安の中で自粛生活をしています。それに答えるためにも県独自の封じ込め策を検討して実施してください。

 

 

【回答】5月26日回答

 

 PCR検査体制の拡充について、PCR検査機器の増設、検査技術者の増員により、県の1日の検査可能件数を現在の90検体から120検体に増やす計画です。また、新型コロナウイルス感染者と直接接する医療従事者や、分娩直前の妊婦に対してもPCR検査が実施できるよう準備しています。

 ドライブスルー方式については、県内各圏域で軽症者を対象としたドライブスルー外来の設置準備を進めています。

 県西部での検査体制については、実施可能かどうかも含めて検証しているところです。また、県が設置する帰国者・接触者相談センターでは、新型コロナウイルスが疑われる場合には、帰国者・接触者外来を紹介し、診察した医師が必要と判断した場合は、すべて検査しています。

 現在、保健環境科学研究所だけでなく、島根大学医学部附属病院に協力を得て、同病院でも検査可能となりました。民間企業への協力についても検討しています。

 今後も感染拡大を防止するため、検査体制のさらなる拡充に取り組んでまいります。

(健康福祉部薬事衛生課)

 

 

 


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