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つながる山陰道・地域に生む活力

山陰道の地図


山陰道の整備が進んでいます。浜田三隅道路(浜田市)は未開通部分が本年度中に供用開始となり、平成29年度には朝山‐大田間(大田市)、平成30年度には多伎‐朝山間(出雲市・大田市)が開通する予定です。山陰道の全線開通により、地域に大きな活力が生まれると期待されています。


尾道松江線開通で経済・観光に効果

平成27年に開通した尾道松江線の沿線では、部分供用開始からの4年間で、県外企業の新設・増設が36社にのぼりました。輸送時間が短縮されたことで、県境を越えた企業間の取引も増えています。

また全線開通を機に、山陽側はもとより、四国からの観光客が増加。松江・尾道・今治・松山の4商工会議所の連携による新たな周遊観光の取り組みや、外国人旅行者の誘客も進んでいます。


山陰道全線開通で年間74億円の効果

山陰道が全線開通すると、県内の既存産業で年間74億円の生産額の増加が見込まれています(図1参照)。

経済シミュレーションモデル「RAEM‐Light(ラームライト)」によると、特に観光(26・8億円)、機械金属等製造業(18・8億円)、食料品製造業(8・5億円)の成長が大きく、地域別では九州・山口方面との取引が増加する(54億円)と試算されています。


山陰道全線開通による年間生産額の増加分のグラフ(図1)


山陰道の全線開通に向けて

山陰道には経済・観光への効果のほか、事故・災害時の代替道路としての機能や救急搬送時間の短縮による救命率の向上などが期待されています。

自動車用ケーブル国内最大手であるハイレックスコーポレーション(本社・兵庫県宝塚市)のグループ企業・ハイレックス島根は、浜田市下府町の本社工場で自動車用コントロールケーブルなどを製造し、主に中国・九州地区へ出荷しています。業務課の大峠(おおたお)博幸課長は「輸送時間の短縮効果に加えて、物流にかかわる企業にとっては非常時に代替ルートが整備されるメリットは大きい」と話します。

活力ある島根をつくるため、また安全・安心な暮らしを守るために、少しでも早く山陰道が全線開通するよう、今後も取り組んでいきます。


浜田三隅道路全線開通へ

本年度は浜田三隅道路が全線開通します。

これにより浜田港や山陽方面への移動時間が短縮され、県西部の産業振興や地域間の交流の拡大が期待されます。


開通に向けて工事が進む浜田三隅道路の写真



●問い合わせ先
高速道路推進課(TEL:0852・22・6570)



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