人生会議(ACP)
「人生会議」(愛称ACP=アドバンス・ケア・プランニング)という言葉を聞いたことがありますか?もしもの時に備え、自分が望む医療やケアについて家族や医療・福祉関係者などと前もって話し合い、共有する取組のことです。
「最期まで自分らしく暮らすために」
命の危険が迫った状態になると、約7割の人が医療やケアの望みを伝えられなくなるとされています。認知症などで意思決定能力が低下するケースも増えています。こうした事態に備え、自分の望む最期の過ごし方ができるように、日頃から気持ちや価値観を家族などの信頼できる人と共有しておくことが大切です。看取る側にとっても、どうしたらよいのか悩むことが減り、大切な人が希望する医療やケアを一つでも多く叶えるヒントになるはずです。
話し合うこと
●将来希望する医療やケア(してほしくないことも)
●大切にしていること
●意思表示ができなくなった時に、代わりに物事を決めてもらう人
●今の身体の状態。医療関係者と話していること
など
気持ちや考えは揺れ動くため、何度も話し合うことが大切です
取組事例「人生会議・まめな会」
人生会議・まめな会の参加者
島根県立大学看護栄養学部講師の加藤さゆりさんは、松江、出雲、雲南3市の60〜70歳代の住民約30人と「人生会議・まめな会」を発足し、ACPの啓発活動に取り組んでいます。
「人生会議カフェ」と名付けた定期的な集いでは、将来の医療のほか、生きがいや趣味のことなど、ざっくばらんに語り合います。看護師や保健師志望の学生も参加し交流することで、地域医療の学びの場にもなっています。
加藤さんは「肩の力を抜き、将来について気軽に話し合うのがポイント」と話します。
マンガで解説
ACPの大切さや話し合うときのポイントなどを、実際の家族をモデルにマンガで紹介しています。マンガを読みながら家族などと話をしてみると、新たな気づきがあるかもしれません。
「ACPって何だろう」
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お問い合わせ先
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