しまねdeはたらくVol.6
やりがいを感じ、いきいきと働き続けられる島根県内の魅力ある企業を紹介します。
京村牧場(津和野町)
標高400メートル以上の山あいにある京村牧場。木々に囲まれた静かな環境の牛舎では、繁殖牛約80頭、肥育牛約60頭、子牛約50頭が育てられています。
餌は津和野町内で栽培・乳酸発酵された飼料用米を中心に、大豆や米ぬかなどを使います。精米所の米ぬかを引き取ったり、もらった稲わらと交換で地元農家に堆肥を提供したりと、資源が地域内で循環する飼育を実践。こうして手塩にかけ育てた牛で、5年後に開かれる品評会「全国和牛能力共進会」への出品も目指します。
また、動物とのふれあいの場として、牧場に子どもたちを招く、「開かれた牧場」を進めてきました。自然の大切さや豊かさを知ってもらうため、牛の世話や農作業を体験する機会を設けています。
働きやすさここが魅力!
自然豊かな“天空の牧場”
標高が高く、眼下に雲海が広がることもある美しいロケーションは“天空の牧場”ともいわれ、映画「高津川」のロケ地になった。従業員は豊かな自然の中で働くことができる。
仕事に必要な資格取得を支援
重機操縦や玉掛けなど、牧場での作業に必要な免許や資格の取得にかかる費用を負担。従業員が技術を生かして働けるようにサポートする。
天空の牧場といわれる京村牧場
牛の世話をする中川さん
自然豊かな環境で育つ牛
従業員インタビュー
中川和彦(なかがわかずひこ)さん
Q.1
就職のきっかけを教えて下さい。
A.1
前職の仕事で京村牧場に出入りしていたこともあり、子どもたちが参加するイベントがあったときは、スタッフとして手伝っていました。働きやすい職場であることが分かっていたことや、もともと動物が好きなことから転職を決めました。
Q.2
仕事のやりがいは何ですか。
A.2
牛たちの反応ですね。牛は世話をした分だけ、反応を返してくれます。餌をあげるとうれしそうにする様子を見ていると、私もうれしくなります。
Q.3
畜産に興味を持つ人たちにメッセージを。
A.3
牧場の仕事は大変なこともありますが、今は働く環境が整いつつあるので女性や若い人が働く牧場も増えてきました。畜産は私たちの食卓や健康のためにも大切な仕事です。皆さんと一緒に島根でいい牛を育てていければと思います。
●問い合わせ先
農畜産課(TEL:0852・22・5133)
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp