ICT(情報通信技術)を活用した特別支援教育
島根県は、県立大学、NTTドコモと連携協定を結び、ICT(情報通信技術)による特別支援教育の質の向上と、障がい理解の促進に取り組んでいます。県内の特別支援学校では、話し手の音声を文字で表示するメガネや、遠隔操作ができるロボットを授業に活用する取組を試験的に実施しています。
活用事例紹介
ICTを活用した授業の様子を紹介します。
スマートグラス
松江ろう学校
スマートグラスをメガネのようにかけると、先生が話した言葉が、瞬時に字幕となってグラス内に表示されます。手話をずっと見ていなくても、先生の話す内容が順次字幕で表示されていくのを目で追いながら、内容を理解し、メモを取ったり作業したりすることができます。
スマートグラス本体
生徒の感想
●手話はいくつかの言葉(例えば、友だち・友情・仲間)で同じ表現になる。自分が理解する言葉と、実際に話している言葉が違うことがあるので、どの言葉を使っているかが分かった。
テミロボット
遠く離れた場所をテレビ電話でつなぐのがテミロボット。行きたい場所へ自由に移動ができなくても、このロボットを「代わりに行ってくれる自分の分身」として遠隔操作することで課外授業が可能になります。
松江緑が丘養護学校
ロボットを通じて、県立大学の学生に、自分たちが作った名刺の説明をしました。
生徒・教員の感想
●画面越しだったが、多くの学生さんに名刺を説明するときは緊張した。
●コロナ禍で来校してもらえないので、生徒の活動を紹介できる良い機会だった。
テミロボット(手前)に向かって、作った名刺を説明する松江緑が丘養護学校の生徒
江津清和養護学校
ロボットをしまね海洋館アクアスに持ち込み、児童たちは教室から遠隔操作することで、主体的にリモート見学を行いました。
児童が教室から遠隔操作しているテミロボット
●問い合わせ先
特別支援教育課(TEL:0852・22・6710)
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp