育て!“しまね”のドクター
小・中・高校生の皆さん。将来の夢は何ですか?
島根県内には地域の皆さんの笑顔と健康を守り、いきいきと働く医師がたくさんいます。県では、そういった医師から直接話を聞いたり、病院見学や医療機器の操作体験をしたり、実際の医師の仕事を身近に感じてもらえる体験学習等を行っています。皆さんが将来を考えるきっかけとして役立ててください。
島根で活躍する先輩ドクター「地域と生きる医師を目指して」
島根県立中央病院/臨床研修医・森江祥平さん
県立中央病院(出雲市)で臨床研修医2年目を迎えた森江祥平さん。医師を目指そうと思ったのは松江北高校3年の時。子どもの頃に入院した経験もあったことから「育ててもらった土地に恩返ししたかった」と理由を話します。
出身都道府県で地域医療に当たる人材を養成する自治医科大学(栃木県)へ進学後、県内の医療機関で実習する機会がありました。「石見や隠岐、中山間地域は医療者が少なく、満足な医療を提供できていなかった」。島根が置かれた現状を目の当たりにしました。
大学を卒業した現在は、県立中央病院の各診療科で研修。地域へ出ると、住民から信頼されている医師に出会います。「『自分の死亡診断書は先生に書いてほしい』と言われている先生がいた。自分も地域と一緒に生きる医師になりたい」と意気込みます。
8月には自治医科大学を目指す高校生を前に講演しました。「後輩を育成することも課題。一緒に島根を支える仲間を増やしたい」と話します。
中学生地域医療現場体験
ドクターヘリの見学
臨床工学技士から機器の使い方を学ぶ
将来を考えるサポートをしています
小中学生
医療や仕事の話を聞いてみよう!
●小中学生ふるさと教育推進事業
地元の医師や看護師が学校を訪れ、医療に興味や関心を持ってもらえるよう、地域医療の現状や仕事内容を分かりやすくお話しします
医療の最前線を体験しよう!
●中学生メディカル・アカデミー
夏休みに2泊3日の合宿形式で病院の施設見学や医療体験、医学生との意見交換を行います
医療への理解を深めよう!
●中学生地域医療現場体験事業
夏休みに医療機関で医療体験、医療従事者との交流、施設見学などを行います
高校生
医療従事への明確な意思の確立と学力の向上を目指そう!
●高校生医療現場体験セミナー
夏休みなどの休業期間中に、医師志望の方を対象に、医療体験や医師講話、施設見学等を行います
●高校生夢実現進学チャレンジセミナー
医学部へ進学希望の高校1年生を対象に、冬休みに島根大学医学部で2泊3日の勉強会を行います
※令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により中止した事業があります。
医学部を目指そう!
ふるさと“しまね”で活躍しよう!
●島根大学地域枠等
地域医療を支える医師を養成するため、島根大学や鳥取大学に地域枠等の特別選抜枠を設けています。合格者には、島根県が奨学金を貸与※します
●自治医科大学
へき地等の医療確保等のため、全都道府県が共同して設立・運営する医科大学です。在学中は大学から修学費等が貸与※されます
※いずれも、卒業後一定の期間、県内の医療機関で勤務すると返還が免除となります。
しまねで頑張る!ドクター吉田くん(c)DLE
島根県の医師確保対策
奨学金制度
●問い合わせ先
医師確保対策室(TEL:0852・22・6683)
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp