しまね通vol.12
各分野のプロフェッショナルが、ゆかりの深い島根について語ります。
お笑いトリオ・ロバート・馬場裕之さん
ばば・ひろゆき
山本博さん、秋山竜次さんとともにロバートを1998年に結成。料理の腕前はテレビでも話題になるほどで調味料も手作りする。2016年12月から山陰中央テレビ「ヤッホー!」に出演、17年7月には料理コーナー「産地直送クッキング」をスタートさせた。レシピ本「ロバート馬場ちゃんの毎日毎日おいしい本」を出版。東京都在住。
島根の食材に衝撃
島根との関わりを持ったのは3年前。山陰中央テレビの「ヤッホー!」で番組の一部進行と料理コーナーを担当してほしいと依頼があり、元々料理が好きなので引き受けました。出西しょうがやオロチの爪、津田かぶなど、東京では聞かない島根の食材を知ることができて楽しいです。全国的に売れてもいいようなものも多いなと思いましたね。
その中で衝撃的だったのが板ワカメ。これはウマい!こっちに来始めた頃からいつも買って帰っていて、保存袋に入れて持ち歩くほど好きです。また、サバをしょうゆで煮て食べることも知ったのですが、レシピを自分で再現して、福岡の料理番組で紹介したことがあります。福岡でもサバは捕れるので、このようなおいしい食べ方を広げていきたいですね。
東京で実感する古里の味
僕もそうだったのですが、都会に出て初めて気がつくことがあります。それは地元の食材のおいしさ。地元の北九州では釣れたての魚が食べられたので、東京の魚は「値段は高いのに、こんだけの鮮度かい」と思ったこともあります。
島根でよく食べるのは割子そば。飲んだ後の締めによくラーメンといいますが、僕は断然割子そばですね。体にも良さそうですよね。東京でも飲んだ後に食べたいのですが、夜遅くに出している店がなくて。島根の食材を使った飲食店をプロデュースするなら、もちろんメニューには締めの割子そばを入れますね。あとサバも。生はもちろん、塩辛とかもいいですね。
島根での農業に憧れ
番組のロケで県内の農家へ行かせてもらいましたが、自然がすごく豊かで、ここで作った野菜はうまいだろうなと感じました。今の仕事がなくなったら、環境がすばらしい島根で農業をやりながら静かに暮らしたいです。いつか自分の手で食材を作ってみたいですね。(談)
47都道府県を訪れ、各地の食材を味わった馬場裕之さん(左から2人目)。
「ヤッホー!」では得意の料理で島根の魅力的な食を視聴者に伝える(山陰中央テレビ提供)
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