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女性が活躍する魅力的なしまねへ

女性が職場や家庭、地域で活躍し、いきいきと暮らせると、しまねがもっと魅力的になると思いませんか?

女性はもちろん、誰もが働きやすい職場環境が整い、効率よく働くことは職場全体のモチベーションアップにもつながります。

県では「しまね女性の活躍応援企業の表彰」や「しまね働く女性きらめき大賞」を設けて優れた取り組みの拡大を図っています。

今回は、昨年度表彰した企業や個人の取り組みをご紹介します。


原圭子さんの写真1
男女共同参画室長・原圭子


職場への定着は安心して働ける職場づくりから

雲南ひまわり福祉会(雲南市)

平成29年度しまね女性の活躍応援企業表彰


障がい者福祉サービスを手掛ける雲南ひまわり福祉会は、50人弱のスタッフの約7割が女性です。職員の声を取り入れながら「安心して働ける職場づくり」に取り組み、サービスの質の向上や職場への定着に成果を上げています。


地域参加と「働きがい」を両立

雲南ひまわり福祉会では今年度、「地域貢献等サポート休暇」を新たに創設しました。災害時や身近なボランティア活動に参加できるようにするもので、夏休みのPTA活動などに早速活用されています。

これまでも、有給休暇の年次積立やリフレッシュ休暇・誕生日休暇を導入したり、生理休暇を取得しやすくするため名称を「女性休暇」に変えたりして、スタッフの生活や気持ちに寄り添った対応をしてきました。また、個々のキャリアアップや働きがいにつなげるため、教育訓練休暇制度や精勤手当なども創設。制度を活用してもらうため、説明会を複数回設けるなど周知の工夫も行っています。


アイデアやニーズを形にする

「職場環境は、『アイデアやニーズ』を『実践』に移してこそ充実させられます。それに加えて、みんなで作り上げるという意識を大切にしています」と田本武士事務局長。

そのために、現場スタッフの意見を常に聞き、要望の高かった職員休憩室は補助金を活用して、まずは女性用を設置しました。

テラスのリニューアルでは女性スタッフならではのアイデアを取り入れて、おしゃれなカフェ風に。以前は雨ざらしであまり使われていませんでしたが、今では交流や憩いのスペースとして人気です。「自分のアイデアが職場に生かされていると実感できることで、モチベーション向上にもつながっています」と田本事務局長はいいます。

また、スタッフが出産後に復職した事業所に支給される県の出産後職場復帰奨励金を活用し、事業所独自の子育て手当などに生かしています。


敷地内に完成した女性専用休憩室の写真
敷地内に完成した女性専用休憩室


リニューアルされたテラスの写真
スタッフの声を取り入れ、施設利用者や職員の憩いの場にリニューアルされたテラス


正規職員の離職者ゼロが約7年半継続中!スキルアップしたスタッフの定着により、サービスの質も高めておられます。


原圭子さんの写真2


経験に学び男性社員の子育てもサポート

アサヒ工業取締役・實重(さねしげ)温子さん(松江市)

平成29年度しまね働く女性きらめき大賞


建設業を営むアサヒ工業の取締役として、主に経理や人事、労務等に携わる實重温子さん。息子3人の母親として子育てをしながら、その経験を生かして「働き続けやすい会社」づくりに取り組んだり、仕事につながる学びの場に出かけたりしています。


男性社員にも子育てのニーズ

アサヒ工業は従業員20人のうち男性が9割を占めています。以前は「男は仕事、家事は妻に」という意識が社内にあったといいますが、「今は男性も、育児にかかわりたいと希望する人が多い」と實重さん。社員のニーズに応じて出産時休暇や学校行事休暇などを制度化しました。

子育て支援制度を設けたのは、自らの出産・育児の経験や、夫である社長の正樹さんもその必要性に理解があったためといい、「社員の退職は会社の損失。次は介護支援を充実させて、社員の働きやすい環境を整えたい」と将来像を描きます。


「子育ても仕事も好きだから」

最近は地元の経済団体に加わり、企業経営の勉強会に参加し始めました。實重さんは「仕事が好きなので、社業に役立つことをしたい」と話す一方、「子育ては今しかできない」と、3人の息子が通うレスリング教室では保護者会長として練習や遠征をサポート。「子どもを通して友人が増えるのも楽しい」といい、小学校の読み聞かせボランティアや地区子ども会にも積極的に参加しています。

夫と家事を分担したり、仕事の忙しい日は同居の義父母に助けられたりして自分の時間も確保し「塾の送迎の合間などにジョギングに出かけ、リフレッシュしています」と話します。


アサヒ工業の取締役として活躍する實重温子さんの写真
アサヒ工業の取締役として活躍する實重温子さん


息子3人が通うレスリング教室で、コーチと打ち合わせする實重さんの写真
息子3人が通うレスリング教室で、コーチと打ち合わせする實重さん


仕事でも家庭でもいきいきと活躍中!職場環境の改善や育休中の女性社員の復職支援に力を入れておられます。


原圭子さんの写真3


事業主の皆さまへ・出産後の復職への取り組みを応援します!

県内に本社がある中小・小規模事業者等が、50人未満の県内事業所において産前産後休業又は育児休業を取得した従業員を職場復帰させ、3か月以上雇用している場合に奨励金を支給します。


●問い合わせ先
多様な就業推進室(TEL:0852・22・5309)
「島根県職場復帰支援制度」で検索



●問い合わせ先
男女共同参画室(TEL:0852・22・5629)



お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp