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しまねの自然公園満喫プロジェクト

魅力いっぱいの三瓶山・島根半島・隠岐へ出かけよう!

豊かな自然や大地の造形美に彩られ、歴史や神話が息づく島根。

大山隠岐国立公園に含まれる三瓶山・島根半島・隠岐地域では「しまねの自然公園満喫プロジェクト」によって、体験メニューの充実や環境整備が進められています。


紅葉の三瓶山の写真
紅葉の三瓶山


日の出を眺めながら朝ごはん

日の出の1時間前。三瓶山・東の原には続々と人が集まります。

お目当ては、山頂で開催される「天空の朝ごはん」。リフトに揺られて山をのぼり、女三瓶に隣り合う大平山の山頂まで5分歩けば会場に到着です。

暗闇に目が慣れた頃、ゆっくりと昇る太陽が辺りを照らし始めます。眼下には、白い雲海。朝焼けのオレンジ色が空に光のグラデーションを描き、刻々と変化する大パノラマに、心を奪われてしまいます。

すっかり夜が明けると朝食タイム。焼きたてのパンやスープ、三瓶のわき水で入れたコーヒーをさわやかな空気とともに味わうと、おいしさも格別です。やがて雄大な主峰・男三瓶もくっきりと姿を現します。


ぜいたくなキャンプ体験

北の原キャンプ場では、大自然をぜいたくに楽しむ「グランピング」も夜明けの時間を迎えます。

グランピングとは、グラマラス(魅惑的)なキャンピング体験を意味する造語で、1日1組限定の特設サイトのテントには、ソファーやベッドも。朝のさわやかな空気に包まれながらリクライニングチェアやハンモックに揺られれば、木々の間から聞こえる虫や鳥の鳴き声に、心ゆくまでリラックスできます。夜には満天の星々が、秋には紅葉が目を楽しませてくれます。


山麓のワイナリー誕生

太陽が高くのぼれば、いよいよ一日の活動をスタート。日本海や中国山地を一望できる男三瓶への登山や、北の原の自然林や西の原の大草原を味わう健康ウオークなど、楽しめる体験がたくさんあります。

東の原には今春「石見ワイナリー醸造所」がオープン。製造工程の見学、ブドウやリンゴのワインの試飲は、さながら“大人の社会見学”です。

「県立三瓶自然館サヒメル」では、見て体験して感じられる展示で国立公園三瓶山の魅力を再発見できます。


天空の朝ごはんの写真
天空の朝ごはん


グランピングのテントの写真
グランピング


石見ワイナリーの写真
石見ワイナリー


しまねの自然公園満喫プロジェクト

国立公園の国際化・ブランド化を目指した環境省の「国立公園満喫プロジェクト」のモデル公園として、大山隠岐国立公園が平成28年に選定されました。これを契機に、島根県では、訪日外国人などの来訪者が自然を満喫し、繰り返し訪れたくなる地域になるよう「しまねの自然公園満喫プロジェクト」の取り組みを開始。地元関係者とともに自然を生かした体験プログラムやツアーの作成のほか、トイレや遊歩道などの環境整備を行っています。


県内国立公園地域の地図


島根半島東部地域

日本ジオパークに認定された島根半島東部地域は、宍道湖や中海の美しい水辺の景観や海運の歴史とともに伝統的な風習が今なお残っています。

松江市美保関町にある美保神社は、海上安全や商売繁盛の守護神えびす様の総本宮。神に供物を供える「朝御饌(あさみけ)」の儀式に参列でき、儀式に先立って行われる掃除も体験可能。静かな境内を掃き清めると心がすがすがしくなり、体の内側から清められるようです。

美保神社から青石畳通りへまわると、軒を連ねる旅館などに北前船の寄港地として栄えた往時がしのばれます。また島根半島の北側・島根町へ足をのばせば、神話の舞台となった海の洞窟「加賀(かか)の潜戸(くげど)巡り」の遊覧船が楽しめます。


青石畳通りの写真
青石畳通り


美保神社の朝御饌体験の様子
美保神社の朝御饌体験


潜戸巡りの遊覧船の写真
潜戸巡りの遊覧船


島根半島西部地域

島根半島西部地域は、出雲大社の神迎神事が行われる「稲佐の浜」や、日本遺産「日が沈む聖地出雲」に認定された日御碕から、絶景の夕日が望めます。

断崖に立つ日御碕灯台は、石造りの灯台では日本一の高さ。崖を下ると朱色の鮮やかな「日御碕神社」があり、日の本の夜を守る「日沈宮(ひしずみのみや)」と伝えられています。11月末まで「夕日鑑賞ツアー」が開催され、柱状の岩が連なる起伏に富んだ海岸線の景色を眺めながら、ガイドとともに日御碕神社や日御碕灯台巡りを楽しめます。

日御碕では、地元の新鮮な魚を味わえる料理も人気。冬には経島(ふみしま)にウミネコが飛来し、見て感じて、豊かな海辺の自然を実感できます。


日御碕灯台の夕日の写真
日御碕灯台の夕日


日御碕をガイドと巡るツアーの様子
日御碕をガイドと巡るツアー


夕食付き夕日鑑賞ツアー限定の海鮮料理の写真
夕食付き夕日鑑賞ツアー限定の海鮮料理


隠岐地域

隠岐の魅力は、なんといってもダイナミックな景観美です。

西ノ島町の摩天崖は、垂直に切り立った断崖の景勝地で、海抜257メートルある崖の上では足がすくむほど。周囲に広がる草地では牛や馬がのんびりと草をはむ様子が間近に見られます。

摩天崖から海岸へ続く遊歩道を歩くと、大地の変遷を物語る地層が間近に迫り、圧巻です。水辺では、天然のアーチ「通天橋」など海蝕によって形づくられた自然の造形を楽しめます。

ユネスコ世界ジオパークにも認定されている隠岐諸島。各地で大地の成り立ちや独自の生態系、人々の営みが感じられるスポットに出合えます。


西ノ島町の摩天崖の写真
西ノ島町の摩天崖



●問い合わせ先
<三瓶山地域>大田市観光振興課(TEL:0854・88・9249)
<島根半島東部地域>松江市観光文化課(TEL:0852・55・5214)
<島根半島西部地域>出雲市観光課(TEL:0853・21・6588)
<隠岐地域>隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会(TEL:08512・3・1321)
「島根県自然環境課」で検索

 


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp