朝山・大田道路が開通
島根を結ぶ山陰道
整備が進む山陰道で今年3月、朝山・大田道路(6.3キロ)が開通しました。本年度も新たな区間での開通が予定され、県内の交通・交流がより充実します。
開通した朝山・大田道路
県内に整備される山陰道(約194キロ)のうち、開通区間は全体の6割を上回る約121キロになりました。
本年度は朝山・大田道路から東へ延び、大田朝山インターチェンジから出雲多伎インターチェンジ(9.0キロ)の開通が予定されています。東西に長い県内の行き来がさらにスムーズになり、災害時などの代替道路の確保や救急搬送の時間短縮、また経済・観光振興などの効果が期待できます。
残る区間でも整備が進められています。県民の利便性向上につながる全線開通が待たれます。
大田朝山ICで国内初!ツイン環状交差点を導入
大田朝山インターチェンジの交差点に、環状交差点(ラウンドアバウト)を2つ連結させた「ツインラウンドアバウト」が、国内で初めて導入されました。
環状交差点は時計回り走行で、高速道を逆走しにくい構造になっています。衝突リスクの減少や速度抑制、重大事故の減少が期待できます。
大田朝山インターチェンジのツインラウンドアバウト
安心・快適な交流の道/期待しています!山陰道開通
山陰道(出雲−江津間)
早期実現推進協議会
女性会会長
大田商工会議所女性会直前会長
平田久美子さん
大田市は救急医療で出雲圏と連携しているものの、これまで大田・出雲間をつなぐ主要道は国道9号しかなく、事故や災害時に迂回(うかい)できる道路がないことが不安でした。朝山・大田道路が開通し、複数のルートが確保されたことは、大きな安心を覚えます。
私の会社は精密部品の運送をしているので、走行が快適で信号がない高速道は、振動や急ブレーキといった積み荷への負荷を避けられ、大変重宝しています。山陰道が全線開通すれば物流がよりスムーズになるので、県内産業の振興にもつながると思います。
また、県東部の方にとって大田は「遠い」という印象を持たれることがあります。県公認の縁結びボランティア「はぴこ」の活動をしているのですが、担当している方のお相手を探すとき、距離を理由にマッチングが進まないときは、とても残念です。山陰道によって「大田は近い」と感じてもらい、人の交流が深まることも期待しています。
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高速道路推進課(TEL:0852・22・6570)
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