安全・高品質・美味(おい)しまね認証
美味しまね認証は、生産から出荷まで、県が独自に設けた基準で適切に管理された、安全で品質の高い島根県産の農林水産品を知事が認証する制度です。
安全とおいしさを求める消費者のニーズに応えるため、平成21年に創設しました。
138品目が認証されています
現在は195人の生産者の、米やしいたけ、イワガキ、鶏卵などの農・畜・林・水産物138品目が認証されています(平成29年10月末現在)。認証品は、県統一マークを付けたり、店頭でポップ表示したりするなど、工夫して販売されています。
第三者機関がチェック
認証を受けた生産者は、県独自の管理基準に沿って、食の安全はもとより環境保全や労働環境の安全確保に努めています。
認証には現地調査や第三者機関による審査があるほか、4年間の認証期間中に定期監査を行い、信頼性の高い品質を保つ仕組みになっています。
生産者・消費者にメリット
美味しまね認証によって生産者・生産品への信頼が向上して販売先が増加したり、労働者の安全確保や作業の効率化など経営改善につながったりするなどのメリットがあります。
また、消費者にとっても安全な商品を選択する目安となります。
美味しまね認証
対象品目
青果物、穀物、茶、肥育牛、鶏卵、肉用鶏、肉用豚、生乳、きのこ(菌床・原木・乾燥)、イワガキ、内水面養殖魚
基準の内容
- 出荷物の安全性向上
- 労働安全
- 環境負荷の少ない生産
- 確かな生産の体制
美味しまね認証の状況
●問い合わせ先
農産園芸課(TEL:0852・22・6011)
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安全安心ないちごを生産
JA農場(福井)
生和(にゅうわ)陽治さん(安来市)
美味しまね認証のいちご栽培に取り組む生和陽治さん
JA農場(福井)の生和陽治さんは、平成27年に県内で初めていちごの美味しまね認証を取得しました。
農地の土壌調査やハウス周辺の衛生管理、養液や農薬の適正な管理、農薬取扱時の防護服着用など、認証に必要な63項目の基準に加え、さらに詳細な作業記録を付けるなど管理を徹底。「客観的な裏付けにより、自信を持って安全安心ないちごづくりをしています」と生和さんは話します。
色や形がバランスよく整うよう、果実を接地させずに実らせる高設栽培を導入しています。成長具合に応じた養液を与えられる利点もあり、独自の出荷基準を設けて外観と味の優れたいちごだけを出荷しています。
株は腰の高さにあり、生和さんは「作業が立ったままできるので、体への負担は減り、作業効率は上がりました」と話します。ハウスに入るときは靴も上着も替え、マスクや手袋を着用。体調管理にも気を配り、外部から病原菌などが侵入するリスクを極力減らしています。
「低農薬化もさらに進め、消費者の皆さんが安心して食べられるいちごづくりを追求しています」と生和さん。指導する農業研修生にも、認証のノウハウを伝えながら、「やすぎのいちご」のブランド力向上に情熱を注いでいます。
高設栽培のいちご
生産記録は項目ごとにまとめて管理
加工食品はEマークをチェック!
島根県産の食品を示すマークには、「しまねふるさと食品認証」(Eマーク)もあります。
Eマークは、島根らしい特色のある加工食品を、県が基準を設けて認定することで広くアピールするものです。このマークを使用できる商品は、原材料や食品をつくる方法が島根県独自のものであるなど、一定の基準を満たす特産品のみです。
現在、Eマークの対象として認められているのは、「あご野焼き」「杵つきもち」「板わかめ」「焙りわかめ」「清酒」「あごだし」「あごだし粉末」「レトルトしじみ」「津田かぶぬか漬け」の9品目です。
(左から順に)Eマーク認証を受けたレトルトしじみ、焙りわかめ、板わかめ
●問い合わせ先
しまねブランド推進課(TEL:0852・22・5284)
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp