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島根県立大学・松江キャンパスに4年制学部新設へ

平成30年4月開設予定・設置認可申請中

イラスト1


島根県立大学松江キャンパスでは平成30年4月に、4年制の新学部「人間文化学部」を開設する予定です。また短期大学部を再編し、これまでの教育を発展させながら、島根の将来を担う人材の育成をより一層進めていきます。


学部・学科の内容の図
学部・学科の内容等については、今後変更となる可能性があります。


教員免許状が取得可能に

人間文化学部は、基礎科目に「しまねの文化」「ライフデザイン」の独自の科目群を設定。県内の地域課題や伝統文化の学習、インターンシップ等の実地体験を通して、島根の地域社会に貢献する人材を育成します。

学部には、保育教育学科と地域文化学科の2学科を開設予定です。保育教育学科は地域ニーズに応えて保育士資格や幼稚園、小学校、特別支援学校の教員免許状が取得できるようにし、幼児・学童期や障がいのある子どもなど、個々に応じた教育的支援に対応できる高い専門性や指導力を育成します。地域文化学科は中学・高校教諭(国語・英語)や行政、企業での活躍を想定し、実践的な教育を強化して幅広い文化的教養と柔軟な思考力を養います。


長期的視点で教育が充実

人間文化学部が加わる松江キャンパスは、現在の短期大学部3学科のうち保育学科と総合文化学科の定員を縮小。健康栄養学科は4年制学科として、出雲キャンパスへ移転します。出雲キャンパスは看護学部を「看護栄養学部」に改め、看護学科と健康栄養学科の2学科体制になります。

今回の大学改革により、総合政策学部のある浜田キャンパスと出雲、松江の3キャンパスすべてに4年制の学部が整備されます。3つのキャンパスが連携し、長期的な視点で教育を深められるようになり、学生の学びや挑戦をさらにサポートしていきます。


学生の夢の実現を支える「島根県立大学未来ゆめ基金」にご支援ください

島根県立大学では、学生の夢の実現をサポートするため「島根県立大学未来ゆめ基金」を設置し、寄附を募っています。


島根県立大学未来ゆめ基金を活用したハワイ研修の様子の写真
島根県立大学未来ゆめ基金を活用したハワイ研修


  • 基金事業/学生の海外研修や海外留学、地域貢献活動に対する支援など
  • 寄附金の単位/一口5千円(何口でもお申し込みできます。任意の金額もお受けします)
  • 払い込み方法/島根県立大学事務局財務課(TEL:0855・24・2218)にお問い合わせいただくか、本学ホームページをご確認ください

文化を学び、視野を広げ、地域に貢献する大学を目指して

てい談

総合文化学科文化資源学系2年/北川香菜子さん

株式会社「ちいきおこし」勤務/近藤秀行さん(総合文化学科文化資源学系卒)

島根県立大学/清原正義学長


清原正義学長、北川香菜子さん、近藤秀行さんの写真
(左から)清原正義学長、北川香菜子さん、近藤秀行さん


地域や文化に根ざした教育を行う島根県立大学松江キャンパスについて、4月に就任した清原正義学長と在学生、卒業生が現在の魅力と今後への期待を語り合いました。


清原正義学長(以下、清原):来年4月、「国際文化観光都市松江」を拠点に、地域に密着した人材の育成を目標とする人間文化学部を開設します。現在の短期大学部でも地域教育は充実していますが、お二人はどのようなことを学ばれましたか。


学内コンテストやフィールドワークから学ぶ

北川香菜子さん:昨年度は旅行プランの学内コンテストで最優秀賞をとり、実際に販売される旅行商品を立案しました。地元企業との協議や現地調査など、地域資源の活用策を実地で学ぶ貴重な経験ができました。

現在は、県内のゲストハウスを研究中です。県外出身の私は、歴史や風土、人柄が島根の魅力だと感じています。その魅力発信の場として、地元の人と県外者が交流できるゲストハウスが有効だと考え、各施設を訪ねるフィールドワークをしています。


清原:島根の価値は、地元の人には当たり前すぎて気づかない面があります。本学の学生がさまざまな視点で島根を学ぶのは地域への刺激や活力になり、とても意義があります。

近藤さんも県外の出身ですが、県内で就職されましたね。


まちづくりや島根の魅力学び仕事に生かす

近藤秀行さん:大学でまちづくりを学んだとき、この地域について理解を深めようと歴史や神話を調べ、その奥深さを知りました。また学園祭で連携した地元企業の方は情熱を持って地域振興に取り組んでおられ、地域と人に魅力のある松江で、まちづくりにかかわることを決めました。

現在は、会社が玉造温泉街に開設している「八百万(やおよろず)マーケット」で、島根の1次産業の魅力発信をコンセプトに地元産品を販売しています。生産者や商品の紹介に加え、「もっと島根の魅力を持ち帰ってもらおう」と出雲神話などの話題を織り交ぜて接客しています。将来は観光事業やイベント運営などを行い、県外にも発信していきたいです。


清原:まさに私たちが目指す地域貢献を具現する人材となり、活躍されていますね。人間文化学部でも、お二人のように地域に貢献する人材の育成を一層進めていきます。そのためには、地域のニーズを見極めるローカルへの理解と、地域を俯瞰(ふかん)する視点が欠かせません。学部再編により、浜田、出雲、松江のキャンパスそれぞれの特色を明確にして連携を強め、互いに刺激し合って学生が成長するチャンスにしたいと考えています。

地域に対する理解を深めていけるようにすることが、公立大学のミッションです。県内の高校生の皆さんには、オープンキャンパスなどの機会を活用し、さまざまな地域から来た学生諸君とぜひ触れ合い、地域の再発見・再認識をしていただきたいです。



●問い合わせ先
松江キャンパス新学部設置等準備室(TEL:0852・20・0270)



お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp