子育て世代が地域をつなぐ
PTCA活動
子育て世代(親=Parent)と学校(教師=Teacher)によるPTAが、地域(Community)と一緒にさまざまな取り組みを行うPTCA活動が広がっています。幅広い世代が力を合わせて子どもを育みながら、地域の活性化につなげています。
PTCA活動は、PTA活動(家庭・学校)に「地域」が加わることで、活動を広げたり、深めたりするものです。
この活動の一番の特色は、子どもと地域をつなぐ「親」にスポットが当たっていること。地域のベテラン世代から伝統文化や風習を学んだり、子育ての協力を得たりする機会が生まれ、親世代から次世代リーダーが育成されるなど、大きな成果が現れています。さらに、親も子も含めて郷土愛の醸成につながったり、地域全体で家庭教育やPTA活動に対する理解が深まったりすることも期待されます。
取り組み例
- 地域住民に協力を呼びかけ、学校と周辺の環境整備活動
- PTAのOB・OGによるものづくり体験などの提供
- 幼児と保護者、地域住民が共同で行う防災学習会や宿泊体験など
親子と地域をつなぐPTCA活性化事業
PTCA活動を行う団体等に対し、県は事業費の一部を支援しています。
平成29年度は約5団体を採択する予定で、事業費は各団体16万円以内。代表者や規約等を定める県内の団体で、概ね20〜40代の会員が5名以上いることなどが条件です。詳細はお問い合わせください。
事例:合い言葉は「つろうて子育て」
西益田地区青少年育成市民会議●益田市横田町
西益田地区のPTCA活動(たこ揚げ大会)
たこ揚げ大会で昼食を振る舞う住民グループ
石見弁で「一緒に」を意味する「つろうて」を合い言葉に、地域ぐるみで子どもの育成に取り組んでいます。
地区内の豊田公民館を拠点にして学校と青少年育成市民会議や自治会、民生委員、スポーツ少年団など住民グループが継続的に連携。子育て世代を意識した事業を展開します。
現在は、校外学習の引率や書写指導など住民が学校教育にかかわったり、公民館のイベントで親子が一緒に活動したりしています。平成21年からは、約30年中断していた学校行事「たこ揚げ大会」を地域住民の協力で復活させました。
豊田公民館の内田誠(うちだまこと)館長は「子どもが行事を楽しむと、親は次も参加してくれます。そこから親同士の新たなつながりが芽生え、多様な活動に広がりました」と子育て世代への影響を話しています。
●問い合わせ先
社会教育課(TEL:0852・22・6876)
お問い合わせ先
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島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp