「神々」や「ご縁」、世界遺産石見銀山、隠岐ユネスコ世界ジオパークなど島根らしさを活用した誘客を進めるとともに、外国人観光客の誘致に向けた取組を強化します。

^{世界遺産登録10周年を迎える石見銀山（大森の町並み）}

^{シーカヤック体験＝西ノ島町}

^{映画「たたら侍」のワンシーン（c）2017「たたら侍」製作委員会}

• ご縁の国しまねプロモーションを、映画「たたら侍」の公開（平成29年5月）とも連携しながら展開
• 石見銀山世界遺産登録10周年にあわせた誘客対策と記念展の開催（平成29年7〜9月）
• 山陰両県の自治体、JRと連携し、山陰デスティネーションキャンペーン（平成30年）に向けてプレキャンペーンを実施
• 地域伝統芸能全国大会の開催（平成29年11月）
• 鳥取県と連携して設置した「山陰インバウンド機構」において、国内外に向けたプロモーションを実施
• 国宝松江城天守、日本遺産「津和野今昔」「出雲國たたら風土記」、出雲国風土記などの情報発信や県内及び首都圏での連続講座の開催
• しまねの自然公園満喫プロジェクトの推進や隠岐ユネスコ世界ジオパークを活用した誘客対策の実施

特殊鋼、鋳物、食品産業などのものづくり産業の競争力強化のため、企業の技術力の強化、新規取引先の開拓、新分野への進出などを支援します。

• 安来市周辺に集積する特殊鋼産業による航空機・エネルギー関連分野等、成長産業への参入に必要な技術開発等を支援
• デジタル技術導入による生産性向上に向けた啓発セミナーの開催、IoT（注）技術などを活用した生産性の向上、製品開発を支援
• 食品産業の衛生管理技術向上や生産性向上のための衛生管理アドバイザー、生産管理アドバイザーの派遣

（注）IoT：Internet of Thingsの略。身の回りのあらゆるモノにセンサーが組み込まれ、直接インターネットにつながることで、情報のやり取りが可能となる技術

^{パソコンの生産ライン}

6次産業やヘルスケアビジネスなどの新産業・新事業の創出の取組を支援します。

• 市町村や事業者がネットワークを構築して行う6次産業の取組について新商品開発、販路開拓、施設・設備整備等を支援

技術力・商品力の強化や販路開拓等の支援、IT人材の育成・確保により県内IT産業の持続的発展を強化します。

• しまねソフト研究開発センターによるIT企業の支援
• 企業ニーズに応じたIT人材確保のため、首都圏での人材誘致や人材マッチングを実施
• 専門高校・専門学校とIT企業が連携して共同企画授業を実施し、地域IT人材を育成
• Rubyを活用した国内外への情報発信（bizグランプリ、プログラミング甲子園）
• 情報処理サービス業などの企業が中山間地域に立地する場合、立地助成金に係る雇用要件を引き下げ（10→5名）

^{しまねソフト研究開発センターによるドローン体験会}

海外展示会への出展助成や、海外ビジネス人材の確保・育成、輸出向け商品開発など海外展開に必要な取組への支援や海外展開企業の現地支援拠点の運営を行います。

後継者への事業承継や、地域資源を活用した新商品開発等の取組を支援します。

• 事業承継推進員の配置や専門家の派遣による中小企業の後継者育成・確保など事業承継計画の策定を支援
• 事業承継を契機とした新たな取組を支援
• 中小企業や創業者の創意工夫による地域産業資源を活用した新しい事業化への取組を支援

県内に立地した企業の設備投資や新規雇用の支援を行うとともに、中山間地域への立地に対する助成要件の緩和や助成メニューの拡充を行います。

• 県外からの企業誘致や県内既存工場等の設備投資・雇用創出を助成
• 中山間地域等での雇用維持のため、市町村と協調して企業の設備投資を助成

担い手の確保や産地間競争を勝ち抜く農林水産物の生産・販売力強化を支援します。

• 中山間地域における農地の維持と農産物の共同販売等による集落の活性化を図るための基盤として、集落営農組織の法人化と広域連携化を一体的に推進
• 島根米が産地間競争に勝ち残るため、着実に拡大している契約的取引の推進に向けた販売力強化等の取組を支援
• 園芸産地の再生を図るため、地域の中心的な担い手の法人化、園芸施設の集積を支援
• 市場ニーズの高い西条柿の干し柿の生産増進や中山間地域の主要生産物である「きのこ」の安定的な生産体制の整備を支援
• 集落営農組織による水田放牧を推進するための技術習得支援や畜産農家が放牧牛を貸し出すための増頭経費を助成
• 第11回和牛能力共進会（宮城大会）の出品対策を実施
• 利用期を迎えた森林の主伐を促進し、県産原木の生産を増加させるため、伐採後の搬送経費を助成
• 漁業の収益性の向上を図るため、高性能漁船をリースにより導入する取組を支援
• 農林水産業の新規就業者の経営安定のため、就業初期段階での設備整備費を助成

^{水田放牧＝出雲市斐川町}

^{「つや姫」の生産拡大}

^{高性能漁船への更新}

ものづくり企業の競争力強化のため、企業の人材育成に対する取組を強化します。

• ものづくり企業が行う研修の経費、退職した熟練技能者を若手の指導者として活用する場合の経費を支援
• 高等技術校やポリテクカレッジ島根などの人材育成・研修施設の活用を促進するため、見学バスツアーを実施
• IT関連技術を学ぶ大学生等のインターンシップの参加経費を助成
• 建設産業への若者・女性の就職促進や社員の育成・定着のため、建設産業団体が行う合同企業説明会、現場見学会、資格取得講座の開催を支援

^{高校生の現場見学（造園業）}

企業が取り組む社員定着のための人材育成研修などの支援を行います。

• 単独で新人研修を行うことが難しい中小企業の新入社員・若手社員研修を県が合同で実施
• 若年者の就職に関するサービスをワンストップで提供する「ジョブカフェしまね」等において、インターンシップなどにより県内企業とのマッチングを推進
• 中山間地域・離島での資格取得推進のため、国家資格等を取得した場合に奨学金の償還の一部または全部を免除

就労に支援が必要な若者や障がい者の就労を促進します。

• 社会生活を営むうえで困難を有する子ども・若者の居場所の確保や社会体験などの取組を行う市町村を支援
• 生活支援、就労支援のための支援員や工賃向上に向けたコーディネーター等を配置

日本語指導が必要な帰国・外国人児童生徒が急増している市町村に対する支援や日本語指導が必要な学校に教員を加配します。

• 山陰道の朝山大田道路（平成29年開通予定）、多伎朝山道路（平成30年開通予定）などの早期開通を目指して整備を促進
• 浜田港にコンテナ貨物の荷役作業効率化のためガントリークレーンを整備
• 県内3空港各路線の利用促進に向けた旅行商品造成支援、PR等を実施

^{開通した山陰道浜田三隅道路}

^{萩・石見空港の東京便}

子育てしやすい環境整備を進めるための支援を充実します。

• 保育人材確保のため、保育士の処遇の改善や保育士バンクを設置
• 放課後児童支援員確保のための処遇改善や、放課後児童クラブの夏休みなどにおける子どもの受入を支援
• 所得の低い子育て世帯等における3歳未満の第1子・第2子に係る保育料を軽減する市町村を支援
• 待機児童ゼロに向け、保育定員を増やして受入体制を拡充する私立保育所等を支援
• 病児・病後児保育の開設を促進するため、開設経費を助成
• 出生数を増やすための「結婚支援」「妊娠・出産支援」「子育て支援」に取り組む市町村を支援

^{保育実習の様子}

結婚や出産の希望をかなえるため、しまね縁結びサポートセンターによる支援や、不妊治療助成などを行います。

• 結婚対策の強化のために、はっぴぃこーでぃねーたー（はぴこ）を増員して活動を支援
• 鳥取県と連携した結婚への機運を醸成するキャンペーンやSNSを活用した情報発信を実施
• 特定不妊治療の治療費や男性の不妊検査費用を助成

^{しまね縁結びサポートセンターでの相談の様子}

出産した従業員の育児休業の取得と復職に取り組む従業員50人未満の事業者に対し奨励金を交付します。

女性が男性とともに個性や能力を発揮でき、働き続けやすい職場環境の整備に取り組む企業を支援します。

また、「しまね働く女性きらめき応援会議」において、女性活躍のための意識改革や人材育成事業を行います。

^{補助金の活用で事務室内に整備されたキッズルーム}

仕事や住まいなどの定住情報の提供・UIターン相談・職業紹介など、きめ細かく一貫した支援を行います。

• UIターンフェアの規模を拡充し、相談対応を強化
• 中山間地域・離島で定住者を受け入れる住宅の新築や空き家の改修・保全を行う市町村に対し経費を助成

^{しまねUIターンフェア}

少人数学級編制など小中学校におけるきめ細かな教育指導を充実し、小中高校生のふるさと教育・読書活動・キャリア教育の強化・充実を行います。

• きめ細かな教育指導の充実のため、小中学校の全学年で少人数学級編制を実施
• 子ども読書活動の推進のため、小中学校の学校司書等の配置を支援
• 中山間地域・離島の市町村が取り組むふるさと教育・キャリア教育の充実など、小中学校の魅力的な教育環境づくりを支援
• 中山間地域・離島の県立高校と地域が一体となって実施する魅力ある学校づくりの取組を支援
• 平成30年度の島根県立大学短期大学部の四年制大学開設に向け、松江、出雲キャンパスに新棟を建築、既存棟の改修を実施

^{子ども読書活動の推進＝飯南町}

^{地域連携型公立塾「隠岐國学習センター」＝海士町}

^{島根県立大学出雲キャンパス全景イメージ図}

中山間地域・離島においても、安心して住み続けることが出来るよう「小さな拠点づくり」を推進します。また、隠岐航路運賃の引き下げなど、隠岐地域への支援を充実します。

• 「小さな拠点づくり」の全県的な展開を図るため、現場支援を担う専任職員を10名配置
• 民間の力で地域づくりをサポートする組織（中間支援組織）を育成・活用
• 地域活性化の主体となりうるNPOの立ち上げをモデル的に支援
• 隠岐地域の住民等が利用する航路及び航空路運賃について、それぞれJR運賃、新幹線運賃並みまでの引き下げを支援
• 隠岐地域の民間事業者等が行う雇用機会の拡充に寄与する創業又は事業拡大、漁業集落が行う雇用創出の取組を支援

^{地域の将来像の話し合い＝益田市}

^{冷蔵・冷凍対応の移動販売車＝西ノ島町}

^{隠岐航路のフェリー（右）と超高速船}

医療、介護、介護予防、住まい及び日常生活の支援を包括的に確保する「地域包括ケア」の取組を進める市町村を支援します。

• 在宅医療と介護等との連携に向けた市町村の取組に対する支援を全圏域（7圏域）で実施
• 医師、看護師等の医療人材や介護福祉士を目指す学生に対し修学資金を貸与
• 島根大学及び鳥取大学の医学部における医師の養成を支援
• 介護人材確保のため、介護職員の処遇を改善するとともに、離職した介護人材の再就職を支援
• 拠点病院のない二次医療圏におけるがん医療提供体制を強化

^{医療と介護の現場}

●問い合わせ先
財政課（TEL：0852・22・5583）