• 背景色 
  • 文字サイズ 

若興人(わこうど)シーバード隠岐(隠岐の島町)

若い力を結集し、ふるさとの未来を切り拓く若者たちを紹介します

海が好きだから隠岐に住む。その思いを子どもたちにも

水難救助訓練をするメンバー=立木ヨットハーバー(隠岐の島町飯田)の写真
水難救助訓練をするメンバー=立木ヨットハーバー(隠岐の島町飯田)


水上オートバイを活用し、マリンスポーツ体験やレスキュー活動に取り組む隠岐の島町のボランティア団体「シーバード隠岐」。海を安全に楽しむスキルを生かし、町の防災や魅力創出の一翼を担っている。

シーバード隠岐は、水上オートバイで社会貢献する全国組織「シーバードジャパン」の隠岐の拠点として平成25年7月に発足した。それ以前にも、水上オートバイ愛好者団体としてマリンスポーツ体験の受け入れなどを行っていたが、「速くて小回りの効く水上オートバイの特性があれば、もっと地域に役立てると感じた」と、東一弘(あずまかずひろ)代表は加入の経緯を説明する。

活動には水上オートバイレスキューの知識や技能が必要なため、発足時にメンバー4人がウォーターリスクマネジメント協会のライセンスを取得。イベントの海上警戒や官民合同海難救助訓練、安全教室、マリンスポーツ体験などの活動を展開するうちに、会員13人、ライセンス取得者は9人に増加した。

平成27年4月には隠岐の島町と災害協力協定を締結。水害・水難事故時の人命救助や漂着物の撤去、物資輸送など、海に囲まれた町ならではのセーフティーネットとして期待され、活動に手応えを感じている。

現在、メンバーが力を注ぐのが地元の子どもを対象とした体験活動だ。「危険な場所や生物さえ分かっていれば、海は安全に楽しめる魅力的な場所。我々がいることで海遊びの機会が増えると、大人になった時に『海が好きだから隠岐で暮らしたい』と言ってもらえるんじゃないか」と郷土への思いを語っている。

高速移動する水上オートバイの写真
高速移動する水上オートバイ


隠岐の島町の地図


メンバーの医師による心肺蘇生法指導の写真
メンバーの医師による心肺蘇生法指導


地元小学生を対象としたマリン教室の写真
地元小学生を対象としたマリン教室


VOICE


シーバード隠岐代表東一弘さんの写真
シーバード隠岐代表
東一弘(あずまかずひろ)さん

趣味の水上オートバイで地域貢献できるのは喜び。
海が魅力の隠岐。海離れしつつある子どもや親世代を、海と結びつけるきっかけづくりに努めていきたい。


シーバード隠岐のメンバーの写真



●問い合わせ先
Facebookページ/「シーバード隠岐」で検索



お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp