活火山・三瓶山
活火山とは
県内で唯一、活火山に選定されている三瓶山
火山噴火予知連絡会は「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義しています。現在、全国で110の活火山が選定され、中国・四国地方には三瓶山(島根県)と阿武火山群(山口県)があります。
三瓶山の火山活動
三瓶山は約10万年前に活動を開始し、4千年前の最新の活動までに7回の活動期があります。第4活動期までの活動は、数万年の間隔で起こり、いずれも大規模な噴火を伴いました。噴出物は、最大で松江市付近で厚さ50センチ以上、最遠は青森県でも確認されています。
第5期以降の活動間隔は、短いところでは1500年ほどで、中小規模の火山活動でした。これまでの活動間隔から考えると、三瓶山はいつ活動を再開してもおかしくありません。ただ、一般的に噴火の前兆現象には、火山性地震の発生や山体の膨張などが見られますが、今のところ三瓶山では平穏な状態が続いており、突然噴火することはないと考えられています。
三瓶山の火山情報の共有
県は平成26年度から、気象台や大田市、飯南町、美郷町、県立三瓶自然館サヒメル、県警など関係機関からなる連絡会議を定期的に開催し、三瓶山の火山活動等について情報共有をしています。
三瓶山を学ぶ
県と大田市は平成27年6月に県立三瓶自然館サヒメルで火山講演会を開催。防災関係者や県民など約80人が参加し、活火山や三瓶山の火山活動と火山災害への備えについて専門家から学びました。
火山講演会の様子
活火山・三瓶山を楽しむ
活火山である三瓶山ですが、今のところ活動に噴火の兆候は認められません。また、三瓶山の火山活動は勇壮な景観や温泉、湧水(ゆうすい)、良質な土壌など、私たちに様々な恩恵をもたらしています。三瓶山のいろいろな面を学びながら、その恩恵を利用して楽しみましょう。
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防災危機管理課(TEL:0852・22・5885)
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