美味しまね認証を取得した海士のイワガキ春香
島根の春を代表する海の幸・イワガキ。県の「美味(おい)しまね認証」を水産物で最初に取得した、安全でおいしい海士町のブランドイワガキ「春香(はるか)」が、ことしも旬を迎えています。
春香は、海士いわがき生産株式会社(大脇安則〔おおわきやすのり〕社長)が生産から出荷まで一貫して手がけます。じっくり2年半かけて育て、生のイワガキは3〜5月の期間限定で出荷します。身は大粒、肉厚で、濃厚な味わいながらさわやかな甘味を含みます。
時間かけて安全と美味を両立
春香は、外海で養殖しています。外海は、エサとなるプランクトンが少なく身の成長が遅いという短所がありますが、ノロウイルスや雑菌の危険性を最小限にできる利点あります。同社では時間をかけて養殖することで、安全と身入りの良さを両立させています。
きれいな外海で育てられている春香
厳格な管理と情報公開
春香は海から揚げた後、手作業で殻についた海藻などを削り取ります。その後、紫外線殺菌した海水に20時間以上入れて浄化し、厳しい品質や規格に沿ったものだけを出荷します。同社では、春香の種苗生産から養殖、出荷までを一貫管理し、ウイルスや菌などの検査結果などをインターネット上で公開しています。
滅菌した海水で浄化中の春香
県内外で高評価
春香は東京、大阪、名古屋など都市部を中心に県内外の飲食店で引っ張りだこです。出荷量は本格出荷を開始した平成14年の4万個から、平成27年には37万個に増加。ことしは50万個を見込んでいますが、それでもすべての需要に応えきれないほどの人気です。
美味しまね認証で売り上げ増
安全に細心の配慮をした養殖や出荷体制が評価され、春香は平成22年2月に、安全でおいしい県産品を県が認証する「美味(おい)しまね認証」を水産物で初めて取得しました。大脇社長は「県内で美味(おい)しまね認証制度の認知度が高まるとともに、春香の売れ行きが伸びている。認証に恥じないよう、初心を忘れずにおいしくて安全、安心な春香を消費者に届けたい」と意気込みます。
●問い合わせ先
海士いわがき生産株式会社(TEL:08514・2・1700)/水産課(TEL:0852・22・5323)
農産園芸課食の安全推進室(TEL:0852・22・6011)/美味しまね認証HPhttp://www.oishimane.com/(外部サイトへジャンプします)
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