家庭も!仕事も!大切に・笑顔で暮らせる島根
島根県は、女性の働いている割合や合計特殊出生率が全国上位にあり、多くの女性が働きながら子育てをしています。一方、家庭での家事・育児などの分担は、女性に偏っている状況があります。
また、育児などに前向きな男性でも、育児休業制度を利用しづらい職場環境などにより、家事・育児を思うようにできないのが現状です。
家庭での役割分担を変えてみたり、働き方を職場のみんなで考えたり…。子育て支援サービスを気軽に利用するのもいいですね。
みんなが笑顔で暮らせるように、あなたの暮らしを見直してみませんか。
ご家庭での役割分担を見直してみませんか?
手帳を見ながら話をしてみると、新たな気付きがあるかもしれません。
各手帳は、市町村の窓口を通じて配布しているほか、ホームページでもご覧になれます。
◎家事手帳
家事の分担や家庭のルールを夫婦で考えるきっかけに。
◎パパの育児手帳
父親に知っておいてもらいたいことにスポットを当てながら、子育てのヒント、家事のコツなどを紹介。
地域の子育て支援サービスを利用してみませんか?
◎産前・産後訪問サポート事業
産前・産後の時期に一時的に家事や育児の支援が必要なご家庭へ、サポーターが訪問してサービス(有償)を提供する事業です。市町村と連携して進めています(市町村によって実施の状況や内容が異なります)。
訪問サポート利用者の体験談
第2子を妊娠中で調理や掃除などで週1回利用しています。掃除ができていない自宅に来てもらうのは不安でしたが「子育て中は散らかっているのが当たり前。全部完ぺきにしなくて大丈夫」と言ってくださいました。家事を手伝うだけでなく、子育ての愚痴や相談を聞いてもらえ、心身ともにとても楽になります。
〈子育て期のご家庭へのメッセージ〉
一人で抱え込まず、頼ることのできるサービスを利用し、楽しく子育てをしましょう!
(松江市・30代女性)
詳しくは、しまね結婚/妊娠・出産/子育てポータルサイト「てごしてしまね」をご覧下さい。
家庭と仕事の両立を支援!
社員が家庭と仕事を両立できる働き方をするには、職場での理解が欠かせません。
誰もが働きやすい職場環境づくりに取り組む企業を紹介します。
グローバーク株式会社(松江市)
社員に合わせた働き方を実践
島根、鳥取両県で看板のデザイン設計を手掛けるグローバーク株式会社。西森靖(にしもりきよし)社長が、父の経営する看板制作会社から独立し開業しました。株式会社化した現在は、西森社長の他に正社員3人とパート1人が勤務しています。
同社は「しまね女性の活躍応援企業表彰」を受賞。女性と子育て中の社員を積極的にサポートしています。県の奨励金制度を活用できる時間単位の有給休暇取得やフレックスタイム制などが導入され、子育てや介護など家庭の事情に合わせた働き方ができます。そのため、全社員のスケジュールと進行中の仕事をシステム上で共有し、担当者が早く帰らないといけない時などは、他の社員が代わって行い、支え合う仕組みができています。
また、社員間のコミュニケーションに役立っているのが「ありがとうボード」。自分がうれしいと思うことを他の社員からしてもらったら、その内容と社員名を付箋に書いて貼り付け、感謝の気持ちを伝え合っています。
経営者・西森社長インタビュー
会社は社員が幸せになる場所
「子育てしやすい職場づくり奨励金制度」を活用しながら、働きやすい職場づくりに取り組む西森靖社長に聞きました。
女性社員の働き方を力強くサポートされていますね。
女性が結婚すると退社してしまったり、フルタイムで働けなくなったりすることがあります。責任感があり、熱心に働いていた方が、そうした事情で仕事ができなくなるのを見て、ずっともったいないと思っていました。社員ができるだけ子どもに寄り添える、働きやすい会社を目指しています。
「ありがとうボード」はユニークですね。
風通しのいい会社にしたかったので始めました。お菓子の差し入れをもらったとか、ささいなことでもいいです。うれしいなと思ったことをみんなが貼っていくので、会社の雰囲気も良くなっていきます。
これからどのような会社にしたいですか。
会社は社員が幸せになる場所だと思っています。テレワークなど時代に合った職場環境を整えないと、働き続けることはできません。育児や介護のために、貴重な人材が辞めないよう、社員が主役の会社にしていきたいです。
男性社員の声/勝田広基(かったひろき)さん
子育てしやすい職場づくり奨励金を活用!
現場の施工・営業を担当。三児の父。休日は子どもとサッカー、キャッチボール、ブロック遊びや絵本の読み聞かせなどをして過ごす。会社が新たに導入した「時間単位年次有給休暇制度」などを利用して、家庭と仕事を両立!
制度を使いやすい職場環境
私が保育園への送りを担当し、妻が迎えに行きます。子どもが体調を崩し、迎えが必要になった時、妻が仕事で忙しければ、私が時間単位の有給休暇で帰らせてもらいます。妻も働きやすく助かっています。
働き方や子育てに関する制度があっても、それを実際に気兼ねなく使える職場でなければ意味がないと考えています。経営者をはじめ、社員同士の距離感が近くないと、気を使ってさまざまな制度も利用することができません。社員同士の仲が良く、意見も言いやすいこの会社に入って間違いなかったです。
女性社員の声/三谷(みたに)かおりさん
しまね働く女性きらめき大賞受賞!(R元)
自身がプロデュースした看板が「島根広告賞」アーバンアド部門銅賞を受賞。業務のマニュアル化など職場の業務効率化に貢献。読み聞かせボランティアの活動にも積極的に参加するなどプライベートも充実!
業務の効率化に貢献
自分が行った事務作業などのマニュアルを作成し、インターネット上で社員なら誰でも見られるようにしました。担当が変わっても、ある程度分かるようにし、業務効率の向上に取り組んでいます。
子どもの塾など送り迎えがある時は、30分単位で早く帰らせてもらっています。また、家族が体調不良になったときも、休んで看病ができました。自宅がある出雲市で打ち合わせがあった時は出社せず、そのまま在宅勤務にすることもあります。
自分の考えを言いやすく、それを受け入れてくれる会社があるので、家庭と仕事が両立できます。
県内の事業者をサポート
働きやすい職場環境を作ろうとしている事業者を支援しています。ぜひご活用ください。
子育てしやすい職場づくり奨励金
仕事と子育てを両立し、安心して働き続けることができる職場環境づくりに新たに取り組む中小・小規模事業者等に奨励金を支給します。
対象となる制度
(1)時間単位の年次有給休暇制度
(2)育児短時間勤務制度(3歳未満を除く)
※代替制度あり
●奨励金
1制度導入につき10万円(上限20万円)
出産後職場復帰奨励金
従業員が出産後復帰しやすい職場環境づくりを推進し、出産や育児による離職を減らし継続雇用を促すため、中小・小規模事業者等に奨励金を支給します。
●奨励金
10、20、40万円のいずれか
(休業開始時期や労働者数等により異なります)
しまね子育て応援企業「こっころカンパニー」/しまね女性の活躍応援企業
登録すると、県の入札制度や融資制度の優遇、PR、補助金制度などの支援があります
●問い合わせ先
女性活躍推進課(TEL:0852・22・5245)
健康推進課(TEL:0852・22・6130)
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp