多くの女性が働きながら子育てをしている島根県。仕事も家庭も大事にしながらいきいきと働くことができる職場が広がっています。誰もが働きやすい職場づくりに努める企業を支援する取組や、先進企業の考え・働く人たちの声を紹介します。

女性の活躍推進に向けて積極的に取り組む企業・団体を登録。

「仕事と生活の両立支援」に積極的に取り組む企業を認定。

女性活躍や仕事と生活の両立に積極的に取り組んでいる企業を表彰しています。

長時間労働の是正に関する取組や、女性が働きやすい施設・設備の改善など、女性の活躍推進に向けて積極的に取り組む事業主を表彰しています。

こっころカンパニーの中から、育児休業や年次有給休暇の取得率、時間外労働の状況などの実績をもとに取組が特に優れている企業を表彰しています。

●問い合わせ先
女性活躍推進課（TEL：0852・22・5245）

株式会社シーエスエーは、経営理念の「社員が生き甲斐を持てる場の提供」を実現するため、経営者と社員が一緒になって働きやすい職場づくりを進めています。

表彰歴

・しまね女性の活躍応援企業表彰（令和2年度）

・プレミアムこっころカンパニー表彰（令和4年度）

など

^{和田正志（わだまさし）社長}

^{【設立】平成2年3月}

^{【社員数】52人（男性33人、女性19人）}

^{【管理職数】7人（男性4人、女性3人）〔令和5年6月1日現在〕}

^{【事業内容】コンピュータソフトウェアの製造と販売}

時間によって照度が変わる照明、仕事に集中して取り組むための床暖房、そして開放的なオープンフロア。令和3年に完成した社屋は、社員が働きやすく、コミュニケーションを取りやすい職場環境です。子育て中の社員が負担なく、安心して働けるよう、時差出勤や30分単位の有給休暇取得制度も導入しました。会社の無記名アンケートで、今後も働き続けたいかを聞いたところ、全社員がそう思っていることが分かりました。

和田社長は「意欲的な人材が採用できて定着にもつながり、組織が活性化している」と話します。

社員の意見を聞き、さまざまな制度を導入してきた和田社長は「社員の事情を理解し、助け合える環境を整えることが経営者の役割。社員がモチベーションを高められる企業風土を作る必要がある」と生きがいを持てる職場づくりを目指します。

システム開発部
白岩（しらいわ）アンドレタケシさんの話

妻が出産した令和3年末から2カ月間、育児休業を取りました。妻が妊娠すると、会社は自分の仕事を他の社員でフォローする体制を作ってくれたので、安心して育休を取得できました。育休中は家事を担い、帝王切開で安静にする必要のある妻の負担を減らせました。2カ月にわたり、わが子の成長を間近で見られたので、多くのパパさんにも育休を取って、子育ての楽しさを感じてほしいです。

システムソリューション部リーダー
小田川咲（おだがわさき）さんの話

時差出勤や時短勤務を利用することで、2～9歳の3人の子どもとしっかり向き合えています。子育て世代の支援を始めた会社に、子どもの急な体調変化や通院に対する不安を相談したところ、時差出勤などを導入してもらえました。最近では女性社員からの業務改善や職場改善の積極的な意見も増えるなど、会社の変化を実感しています。仕事が充実しているので、家庭でもゆとりを持って過ごせます。

柔軟な働き方ができる職場環境づくりのため、以下の制度を新たに導入した事業者に対して、一定の利用実績を要件に最大20万円の奨励金を支給しています。

対象となる制度

（1）時間単位の年次有給休暇制度
（2）育児短時間勤務制度（3歳未満を除く、代替制度あり）

奨励金

1制度導入につき10万円（上限20万円）

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