島根創生計画
県の施策運営の基本方針となる最上位の計画です(2020-2024年度)
みなさまと共に島根創生に取り組みます
島根には、自然と歴史の中で営んできた、人々の豊かな暮らしがあります。
近所では、子どもたちが元気に走り回り、若者は恋愛をし、趣味を楽しみ、地域活動にも参加する。
家族を思い、やりがいのある仕事に就き、高齢になっても、元気で生きがいを感じている。皆で囲む食卓は笑い声に包まれ、穏やかで心地よい時間が流れる。
そんなごく普通の暮らしです。
また、ここで暮らす人々の間には、お互いに支え合う温かい絆が残っています。
この人間らしい、温もりのある暮らしを、大切に守り、育て、次の世代に引き継いでいきます。
島根創生計画が目指す将来の姿
当分の間、自然減等により人口減少は続くと見込まれますが、将来的に人口の安定化に向けて、合計特殊出生率2.07と社会移動※の均衡の実現を目指します。
※人口の転入、転出の動き
人口減少対策の取組の柱
計画の実行に着手して以来、コロナ禍の中にあっても、さまざまな取組を進め、以下のような成果が現れています。
I.活力ある産業をつくる
魅力ある農林水産業づくり
農業の新たな担い手(認定新規就農者)が増加しています!(R3は過去最高の44名)
力強い産業づくり
「美肌観光」のモデルプランや体験メニューの開発を支援して、「美肌県しまね」の観光地域づくりを着実に進めています!
II.結婚・出産・子育ての希望をかなえる
子育て負担の軽減
R4.4月から県内全域で中学生までの医療費負担軽減※が実現!
※松江市、出雲市の中学生は、入院のみ
子育て環境の整備
保育所の待機児童ゼロを達成!(R4.4.1現在)
放課後児童クラブの定員が増加しています!(R1から1,256名増)
III.地域を守り、のばす
小さな拠点づくり
「小さな拠点づくり」※の取組が県内137エリアに広がっています!(R1から27エリア増)
※住民主体による地域課題の解決の仕組みづくり
スモール・ビジネスの推進
中山間地域や離島で、22事業者がスモール・ビジネス※の取組を開始しています!
※地域資源を活用した商品開発等により地域外から外貨を獲得する取組
IV.島根を創る人をふやす
教育の充実
地域や県内大学との連携を進めるための教員を県立高校に新たに配置しています!(R4:21名)
県内就職の促進
高校卒業生の県内就職率が、継続して上昇しています!
(R1:75%→R3:79%)
「島根創生」で検索
詳しくはこちら
島根の魅力の情報発信
島根への関心を高め、県内への移住や定住につながるよう、県内外の若者に向けて、「人間らしい、温もりのある暮らし」ができる島根の魅力の情報発信に取り組んでいます。ぜひご覧ください!
赤天、シジミ、ちょうかんぼう…!?
地元ネタ満載!島根県による島根県民のためのテレビドラマ『#しまドラ』
県公式YouTubeチャンネル「しまねっこCH」でご覧になれます。
“本音で語るしまねの暮らし。”
ラジオ番組『HEARTFUL DAYS』
毎週月曜日18時30分からエフエム山陰で放送中!
●問い合わせ先
政策企画監室(TEL:0852・22・5093)
農業の振興
水田園芸にチャレンジ!
水田で収益アップを目指す農業者を応援!!
収益アップを目指す農家の皆さん。「水田園芸」に取り組んでみませんか。消費減少や価格低迷が続く米に代わり、排水対策を徹底しながら需要や収益性が高いタマネギやアスパラガスなどを育てませんか。
島根県は、農家の皆さんが安心して水田園芸に取り組めるよう、栽培技術指導や機械の導入支援など、生産から販売までをサポートしています。
推進品目
キャベツ、タマネギ、ブロッコリー、白ネギ、ミニトマト、アスパラガス
これからも消費者ニーズの拡大が期待でき、農作業の機械化や省力化が可能な品目を推進品目に選定し、重点的な支援を行っています。
米と園芸品目の収益性(H24~H28平均)
農林水産省「農業経営統計調査」
※アスパラガスは「島根県農業経営指導指針」数値
サポートします!
排水対策
●生産性を向上させるため、明きょ排水や暗きょ排水、高畝(たかうね)栽培の普及などを支援します。
作業の機械化
●農作業の負担を軽減するため、定植機や収穫機などの導入を支援します。
共同作業の推進
●地域でまとまっての育苗や、選果場の共同利用などの仕組みづくりを支援します。
販路の開拓
●県内外の市場や需要のある加工用野菜の出荷など、年間を通じて価格が安定する販路の開拓を支援します。
その他にも…
●JAや県農業部が栽培方法を説明しますので、安心して栽培ができます。
●作付けには、国や県の補助事業、産地交付金などの支援制度を活用できます。
水田園芸に取り組んでいます!
農事組合法人ファームよしだ(平成31年2月設立)[安来市]
担い手の減った農事組合法人ファームよしだでは、限られた人数で栽培でき、高収益を上げられる作物が必要でした。そんな中で着目したのが水田園芸。令和元年に作付面積20アールでタマネギの栽培を始め、翌年にはタマネギとキャベツをそれぞれ30アール作付けしました。
水田園芸での安定的な経営を目指し、栽培規模の拡大を計画していたところに、県が新たな支援事業を創設。機械や施設などを導入する場合に活用できる国の補助事業に、県が上乗せして支援する制度です。ファームよしだは、これらの事業を使って収穫機や肥料散布機などを導入し、タマネギ主体の栽培へと見直しを図りました。
今後も国や県などの支援制度を活用して機械導入を進め、今年は3ヘクタール作付けし、2年後には10ヘクタールまで拡大する計画です。
ファームよしだの皆さん
新田徹(にったとおる)代表理事組合長の話
農業の担い手が減り、集落の農地が荒れてしまうという危機感が、ファームよしだの設立につながりました。タマネギは作業の機械化が可能で、支援制度がある今のうちがチャンスだと思いました。私たちにとって、拡大予定の10ヘクタールは異次元の面積ですが、組合員が一丸となってチャレンジしていきたいです。
水田園芸の助成制度はこちらをご覧ください
●問い合わせ先
産地支援課(TEL:0852・22・5131)
妊娠・出産、子育てへの支援
妊娠・出産、子育てをサポートします
島根県では、安心して妊娠・出産、子育てができるよう、支援サービスや相談窓口を設けています。
出産前後の家事、子育てをお手伝いします!
しまね産前・産後安心サポート事業
産前・産後を安心して過ごしていただけるよう、市町村と連携して子育て支援サービスを進めています。
産前・産後訪問サポート事業
産前・産後の時期に一時的な家事・育児支援が必要な方をサポーターがお手伝いしています。
家事:掃除、洗濯、買い物など
育児:赤ちゃんのおむつ交換、上の子のお世話
産後ケア事業
産後に心身の不調がある方や育児に不安を感じる方へ、助産師など専門職がお母さんの心身ケアや育児へのアドバイスをしています。
訪問型:助産師がご家庭を訪問します
デイサービス型・宿泊型:助産院や病院などの施設でサービスが受けられます
市町村によってサポートの内容が異なります。
詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。
「てごしま産前・産後」で検索
しまね妊娠・出産相談センター(今年4月開設)
不妊専門相談センターがリニューアル!
将来子どもを望む方や、不妊や不育に悩む方からの相談のほか、出生前検査に関する相談、思春期相談、更年期を含む女性特有の心身の健康相談などもお受けします。
専用電話:070・6690・5848
●相談対応時間:月~水、金、土曜日(年末年始・祝日除く)午前10時から午後4時
●専門の相談員が対応します
メール:shimanesoudan@med.shimane-u.ac.jp
●随時受け付けています
●お答えするまでに少々お時間をいただきます
面接:希望される方は予約が必要ですので、専用電話でご相談ください
●問い合わせ先
健康推進課(TEL:0852・22・6491)
小さな拠点づくり
モデル地区を紹介します・江津市桜江地区/災害に備え、5地区が連携
中山間地域では公民館エリア(旧小学校区)を基本に、地域課題の解決に取り組む「小さな拠点づくり」が進められています。しかし、人口減少と高齢化が進み、単独での取組が困難になることも考えられます。そこで、県では複数の公民館エリアの連携による取組を「モデル地区」として支援しています。
どんな地区?
平成の大合併前は1つの町であった桜江地区は、江津市南東部に位置し、長谷、市山、川戸、谷住郷、川越の5地区で構成されています。地区内には、中国地方最大の河川である江の川が悠々と流れています。旧町名に「桜」があるように、まちには桜の名所がたくさんあり、春になると、まち全体が桜の花に包まれます。
取組のきっかけは?
平成30年7月の集中豪雨で、桜江地区全体が甚大な被害に見舞われました。それ以降も災害が頻発していたことから、5地区が連携した防災体制の構築を求める声が上がり、令和2年に「さくらえ地区小さな拠点推進協議会」を設立しました。地域コミュニティ組織に加えて、小中学校のPTAや商工会、民間企業、民生委員が参加しています。
どんな取組をしているの?
桜江地区全体の防災力を高める取組を進めています!!
担い手不足で、防災活動の継続が困難な状況になってきたことから、各地区の自主防災組織の代表で「小さな拠点推進協議会防災部会」を立ち上げました。
まず、地区ごとにアドバイザーの助言を受けながら防災訓練を実施。また、合同の研修会を開催するなど、体制の強化を図っています。
今後、地域全体の防災計画の策定や合同の訓練などを通して、5地区がお互いに支援し合う連携体制の構築を目指していきます。
このほかにもこんな取組をしています
交流拠点施設「3Colors」オープン
長らく空き家となっていた本屋を改修し、地域の交流拠点となる施設を開設しました。
旧川戸駅のバス停近くにあることから、バス待合所や子どもたちの自主学習の場として利用されています。
そのほか、地域住民による学習見守りボランティアや多世代交流イベントなどの実施に向けて検討が進んでいます。
今後の計画
1.地区防災体制の構築
2.若年世代の定住促進
3.高齢者の生活利便性向上
さくらえ地区小さな拠点推進協議会/今田三之(いまだみつゆき)会長の話
近年の雨の降り方は異常で、土砂崩れが起きれば集落は孤立します。だから災害前の避難が重要です。5つの地区が連携して防災に取り組んで、災害時にどう対応するかを普段から考えています。地域みんなで支え合い、安心して住み続けられる桜江地区にしていきたいと思います。
県では、「小さな拠点づくり」に向けて、市町村と連携して住民の皆さまをサポートしています。
活用しよう!「しまねの郷づくり応援サイト」
各地区の人口推計などがご覧いただけます!
「しまねの郷づくり応援サイト」で検索
●問い合わせ先
中山間地域・離島振興課(TEL:0852・22・5065)
若者の県内就職の促進
県外に進学したみんなへ!しまねだけの就職サポート!保護者も必見!
山陽・福岡地域での学生就職アドバイザーを増やして、「Link.しまね※」として県出身の学生の就職支援や、島根とのゆるやかなつながりづくりを進めています。
※「Link.しまね」は島根県と受託会社:株式会社パソナで運営しています。
アドバイザー
島根出身の学生(大学、短大、専門学校等)のみなさんをサポートします!
しまねでの就職に少しでも興味がある
今でも将来でもOK!島根の企業のことやインターンシップ、就職についての悩みなどをじっくり相談できます。
しまねとゆるやかにつながっていたい
県内出身学生が集まるイベント情報や、島根の旬のニュース(新店舗や観光情報)などを受け取れます。
Link.しまね対応地域
保護者からもOK!ご連絡はこちらまで
山陽・福岡地域に進学された方/ご連絡お待ちしています!!
[Link.しまね対応地域]
島根県広島事務所(TEL:082・541・2410)
Link.しまね岡山拠点(TEL:086・224・0118)
Link.しまね広島拠点(TEL:082・242・7076)
Link.しまね山口拠点(TEL:083・972・9522)
Link.しまね福岡拠点(TEL:083・972・9522)
Link.しまね紹介HP
関西地域に進学された方
島根県大阪事務所(TEL:06・6364・3605)
関西・山陽・福岡地域以外の方/県内就職の総合的な支援はこちら
ジョブカフェしまね(公益財団法人ふるさと島根定住財団)
松江センター(TEL:0120・67・4510)
浜田ブランチ(TEL:0120・45・4970)
●問い合わせ先
雇用政策課(TEL:0852・22・5300)
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp