ツキノワグマによる人身被害防止
クマに出会わないことが一番の対策です!
クマにとっても食欲の秋。長い冬眠に備え、エサを求めて活発に山中を動きます。クマの被害にあわないためには、クマに出会わないようにすることが最も重要です。
ツキノワグマの成獣
10月は最も注意が必要
平成16〜26年度の県内のクマの目撃件数は計6841件で、月別の件数で最も多いのが10月の計1354件です。
この時期にドングリが不作になるなど山の中にエサが少ないと、クマが人里近くまで現れることがあります。
一方、人間にとっても10月はキノコ狩りや紅葉狩りなどで山に入る機会が増えるため、クマを目撃することも増えます。次のことに注意が必要です。
クマに出会わないために
(1)山林に入るときは、2人以上で行動しましょう。鈴やラジオなどの音が出るものを身につけてクマに人の存在を知らせましょう。
(2)渓流釣りなど川の付近では、水の音や風向きでクマも人も互いに気づきにくくなりますので、周囲に気を配りましょう。
(3)早朝や夕暮れ時は、クマの活動する時間帯なので特に気をつけましょう。
クマよけの鈴
もしクマに出会ったら?
(1)遠くにクマを見つけたら
刺激しないように静かに立ち去りましょう。
(2)子グマを見つけたら
近くに親クマがいますので、速やかにその場を立ち去りましょう。
(3)クマがこちらに気づいたら
クマを刺激しないようにし、クマが自然に立ち去るのを待ちましょう。
(4)クマが近づいてきたら
リュックなどの荷物を置いてクマの気をそらしながら、ゆっくり立ち去りましょう。
クマを人里に近づけないために
(1)残飯や生ゴミを放置したり、畑などに捨てたりしないようにしましょう。
(2)クリや柿などの果樹にはトタンを巻き付けたり、電気柵などを正しく設置したりしましょう。
フェイスブックやホームページで情報収集を
県では、インターネット上の交流サイト「フェイスブック」やホームページでクマの目撃情報や、クマに遭遇しないための対策を配信していますので、山中に入る前の情報収集に活用してください。
●問い合わせ先
鳥獣対策室/TEL:0852・22・5160
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