しまねの森づくりにご協力を
島根の豊かな森林を次世代に引き継ぐために役立てられる「水と緑の森づくり税」は、平成27年4月から第3期対策(5年間)としてスタートしました。
引き続き、この税へのご理解と森の再生へのご協力をお願いします。
水と緑の森づくりイメージキャラクターのみーもくん(左)とみーなちゃん(右)
水と緑の森づくり税とは
県土の78%を占める森林を守るため、県は平成17年度に「水と緑の森づくり税」を創設しました。
税額は、個人は年500円、企業は資本金規模に応じて千円から4万円です。
年間約2億円の税収は「再生の森事業」「みーもの森づくり事業」「森づくり推進事業」の3つの事業に活用しています。
平成17〜26年度の10年間で7千ヘクタールを超える森林を再生することができました。
再生の森事業
再生の森事業は、長年適切な管理が行われていない森林の所有者と森林組合などの施業者、県が3者契約を結び、施業者が森林所有者に代わり、森林の手入れをします。
世界遺産・石見銀山遺跡のある大田市は、市の面積の約77%(3万4千ヘクタール)を森林が占めています。その森林の約76%(2万6千ヘクタール)は個人が所有していますが、手入れができずに荒れてしまった森林も少なくありません。
大田市森林組合では、森林の手入れに困っている森林所有者に、再生の森事業の活用を提案しています。
森林所有者から委託を受けて間伐作業を行い、これまでに約517ヘクタールの森林を再生することができました。
同森林組合の伊藤一昌(いとうかずまさ)さんは、「森林所有者の経済的な負担がなく森林の手入れができる再生の森事業は、森林の荒廃防止に有効な事業です。
今後も森林所有者にPRして事業の活用を促したい」と語ります。
再生の森事業による間伐作業
間伐する前の森林
再生の森事業で間伐された森林
その他の事業
県民自らが企画・立案し実行する森づくり活動を「みーもの森づくり事業」として支援しています。
きれいな森が増えることを願い、海岸林の再生保護や荒廃竹林の整備を行っています。
また「森づくり推進事業」として水と緑の森づくり会議を開催し、県民のみなさんのご意見を事業に反映したり、広報紙「みーも通信」を発行し、事業の周知に努めています。
みーもの森づくり事業の参加者
●問い合わせ先
林業課TEL0852・22・5170
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp