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第2回古代歴史文化賞

受賞作品が決まりました!

 

 

大賞を受賞した市大樹氏(中央)と準大賞を受賞した寺崎保広氏(左から2人目)の写真
大賞を受賞した市大樹氏(中央)と準大賞を受賞した寺崎保広氏(左から2人目)

 

 

 

古代歴史文化にゆかりの深い島根県、奈良県、三重県、和歌山県、宮崎県の5県が主催する「第2回古代歴史文化賞」の大賞に「飛鳥の木簡(もっかん)-古代史の新たな解明」(市大樹(いちひろき)氏著)、準大賞に「若い人に語る奈良時代の歴史」(寺崎保広(てらさきやすひろ)氏著)が選ばれました。

 

古代歴史文化賞とは


古代歴史文化賞は、最近発行された日本の古代の歴史文化に関する書籍のうち、学術的に優れ、かつ一般読者にも分かりやすく書かれている書籍を表彰するものです。
書籍の表彰を通して、国民の古代の歴史文化への興味・関心をさらに高めることを目的としています。


第2回受賞作品を紹介


古代史や考古学などの専門家と有識者からなる選定委員会が受賞作品を選びます。
今回は平成26年10月31日に東京都内で選定委員会が開催され、受賞候補5作品の中から大賞と準大賞が決定されました。


大賞作品

 

 

市大樹氏(大阪大学准教授)著『飛鳥の木簡−古代史の新たな解明』の写真
市大樹氏(大阪大学准教授)著
『飛鳥の木簡−古代史の新たな解明』
(中央公論新社)

 

 

 

本の概要

 

近年、飛鳥から出土している7世紀の木簡(文字の書かれた木札)のうち、特に重要な木簡を取り上げ、丁寧に分析してその背景にある古代国家形成の歴史を読み解く。
研究の最前線の成果を広く解説した作品。

選定理由

本書は著者が長年研究してきた飛鳥・藤原京地域から出土した木簡について、一般向けに記した概説書ですが、木簡研究の最先端の情報を惜しみなく盛り込んでおり、学術的にみても高く評価されました。
叙述は著者の木簡調査の実体験に裏付けられ、臨場感に満ちており、一般の読者も知らず知らずのうちに引き込まれていきます。

 

準大賞作品

 

 

寺崎保広氏(奈良大学教授)著『若い人に語る奈良時代の歴史』の写真
寺崎保広氏(奈良大学教授)著
『若い人に語る奈良時代の歴史』
(吉川弘文館)

 

 

 

本の概要

 

奈良時代の歴史について、時代を象徴するいくつかの出来事を取り上げ、講義形式で平易に語った作品。

選定理由

奈良時代の政治の動き、平城京や宮の構造、正倉院宝物、古代の外交など多種多様なトピックについて、それぞれ史料に基づきながら平易な語り口調でわかりやすく記されています。奈良時代を
理解するうえで必要な知識が多角的な視点から盛り込まれている点が高く評価されました。

 

記念行事を開催


表彰を記念して平成27年1月31日には東京、2月8日には松江市で記念行事を開催します。
松江市での記念行事では、受賞者を招いた基調講演やパネルディスカッションを行う予定です。
詳細は、県のホームページにてお知らせいたします。



問い合わせ先
文化財課古代文化センターTEL0852・22・6725

古代文化センターHP
https://www.pref.shimane.lg.jp/bunkazai/kodaisen.html


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp