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身土不二(しんどふじ)

 

いのち育む郷土(ジゲ)の味

 

 

※身土不二=その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方。

 

 

「山くじらのすき焼き」(美郷町)

 

 

美郷町では、古くからイノシシのことを「山くじら」と呼びます。
同町では平成12年度から、駆除のため捕獲した山くじらを「おおち山くじら」の名称でブランド化する取り組みが続けられています。
専用の食肉加工場で迅速に解体した山くじらの肉は臭みがなく、主に東京の飲食店で提供されるなど県内外に出荷されています。
獣害対策と地域活性化を両立させた取り組みが評価され、「おおち山くじら生産者組合」は昨年度、鳥獣被害対策優良活動表彰の農林水産大臣賞を受賞しました。
山くじらのすき焼きを、吾郷地域婦人会会長の安田兼子(やすだかねこ)さんと地域おこし協力隊の波多野一輝(はたのかずき)さん、森田朱音(もりたあかね)さんに作っていただきました。
油を入れて熱した鍋に山くじらを入れて炒めます。

 

 

酒(1合)と砂糖(大さじ3〜5杯)で下味をつけた後、だし汁(3合)、しょうゆ(大さじ1杯)、
タケノコ、こんにゃく、タマネギ、ナス、両面を焼いた豆腐、太ネギ、シイタケ、ジャガイモを入れ、最後にみそ(大さじ4杯)を入れて完成。
溶き卵につけていただきます。
山くじらの肉をかむと弾力ある歯ごたえとともに、口の中に肉のうま味が広がります。
山くじらは精肉のほか、加工品や、皮革製品にも使われます。
安田さんは「厄介者だった山くじらは、今では美郷の宝です」と話します。
山くじらの肉は町内の「産直みさと市」などで購入できます。

 

 

調理する(左から)安田さん、森田さん、波多野さんの写真
調理する(左から)安田さん、森田さん、波多野さん

 

 

材料(5〜6人分)
●山くじら/500グラム
●タケノコ/200グラム
●こんにゃく/半分
●タマネギ/2玉
●ナス/中2本
●豆腐/2丁
●太ネギ/1〜2本
●シイタケ/3個
●ジャガイモ/中2、3個
●調味料ほか

 


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