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メード・イン・しまねの底力

Vol.2ノート型パソコン(島根富士通)

 

 

島根富士通のノート型パソコンの写真
島根富士通のノート型パソコン

 

 

 

 

さまざまな仕様の製品を作り上げる製造ラインの写真
さまざまな仕様の製品を作り上げる製造ライン

 

 

こだわりの国内一貫生産


大手電機メーカー・富士通のノート型パソコンの生産拠点である出雲市斐川町の島根富士通。
プリント基板の部品実装から、製品本体の組み立てまでを一貫して手がける国内唯一のノート型パソコン製造工場だ。
平成2年10月に操業し、平成7年からノート型パソコンの生産に一本化した。
現在は年間約200万台を生産し、累計生産台数は3千万台を超えた。
国内メーカーが生産コストの安い海外に生産拠点を移す中、国内一貫生産にこだわる同社は稀有な存在だ。
国内一貫生産の強みは、高品質はもちろん、ユーザーが求める仕様にきめ細かく対応できる柔軟性と、短期で納入できるスピード。
同社製品の6〜7割は企業向けで、求められる機能は千差万別だ。
同社では部品の設計や構成など企業ニーズに応じたオーダーメード製品を、1台から受注し、最短で受注日の翌日には出荷できる。
この短納期、多品種、少量生産を武器に、低コスト、大量生産の海外工場と競っている。


出雲モデルの誇り

 

 

複雑な多品種生産を支えるのが社員の高い技術力だ。
製造ラインのベルトコンベヤー上には、異なる仕様の製品が同時に流れるが、社員は製品ごとに部品や手順を使い分けて組み立てることができる。
社員約640人の年間離職率は1%未満と低く、技術力の蓄積が高い生産性を生み出している。
平成23年秋から同社が生産するノート型パソコンを「出雲モデル」と称し、「メード・イン・出雲」をアピールする。
「出雲モデル」は国内をはじめ、欧州など世界各国へと出荷されている。
同社にとって「出雲モデル」は単なる製品の名称にとどまらない。
宇佐美隆一(うさみりゅういち)社長は「出雲という名に社員一同、誇りを持っている。
当社の活動すべてが出雲モデル」と自負する。
神々の国の名を冠したものづくり精神が、日本の製造業を世界で輝かせるためのひとつの道標となっている。

 

 

 

 

株式会社島根富士通の写真

 

 

 

 

株式会社島根富士通
本社/出雲市斐川町三絡1180番地6TEL/0853・72・2333
http://jp.fujitsu.com/group/sfj/(外部サイト)

 

 

 

 


島根のものづくりを応援します産業振興課TEL0852・22・6740

 

 


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