すくすく元気キッズ
中学生と保育園児のふれあい〜絵本の読み聞かせを通じた交流〜
園児と交流する中学生
飯南町の赤来中学校では平成19年度から毎年「放課後保育サポーター事業」を行っています。
部活動を引退した3年生が9月から11月の放課後に自分が卒園した保育所を継続して訪れ、絵本の読み聞かせをしたり、遊んだりして園児と交流をしています。
赤名保育所で園児と遊んだ津和野勇貴(つわのゆうき)君は「園児の笑顔に明るい気持ちになった」と話し、森島優輝(もりしまゆうき)君は「保育所以外でも交流していきたい」と話しました。
また、来島保育所で園児に読み聞かせをした中岡綾音(なかおかあやね)さんと高田桃子(たかたももこ)さんは、ともに将来は保育士を志望。
2人は「園児たちがとても楽しんでくれたのでうれしかった。この経験を将来に生かしたい」と話していました。
園児たちも中学生のお兄さんやお姉さんと過ごすのをとても楽しみにしており、保育所側から「保護者の迎えを待つ時間を中学生たちが楽しい時間に変えてくれた」との声も聞かれました。
同中学校の大國哲也(おおぐにてつや)校長は「地域への愛着を育むとともに、人の役に立つことの喜びを感じてもらえる」と語ります。
中学生たちがこうしたふれあいを通じて感じたことは、自分が子育てをする時にも生かされていくことでしょう。
お問い合わせ先
青少年家庭課少子化対策推進室
TEL0852・22・6475
しまね少子化webhttps://www.pref.shimane.lg.jp/shoshika/
おすすめの本-司書のリレー紹介-
「ぼくたちのしごと」たなかよしひこ=文長谷川義史=絵(出版社・エルくらぶ)
江津市図書館司書佐々木有香(ささきゆか)さん
題名の「ぼくたち」とは、表紙に小さく描かれている2匹のヘビのことです。
アオダイショウのヨリとトシオ、彼らはヘビであるにも関わらず、人の役に立つことがしたいという思いから、老人ホームでボランティアをしています。
ヘビは手も足もありませんので、身の回りのお世話などはできません。
そのかわりに、動く宝石のように輝く長いからだをくねらせて美しいダンスをしたり、秘伝の口笛に合わせて古い歌を歌ったりといった芸を見せ、お年寄りに喜んでもらっています。
それが彼らの「しごと」です。
ヘビがボランティアをするという奇想天外なお話ですが、2匹の若いヘビとお年寄りとのやりとりは、コミカルな中にも互いを思いやる優しさが見え隠れし、ほっと温かい気持ちにさせられます。
ヘビたちはワクワクしながら芸の練習に励みます。
見た目はにょろにょろとしていますが、その信念は一本筋の通った、とてもすがすがしいものです。
「しごと」という言葉は、生計を立てるためにする事という意味で用いられることが多いのですが、元々の語源は〈すること、すべきこと〉という意味だそうです。
自分は何ができるのか、将来どんな事をしたらいいのか…と迷い始めたお子さんに手渡したい1冊です。
ご自分の「しごと」についてゆっくりと考えてみたい大人の方にもお薦めします。
江津市図書館
住所江津市江津町995番地
休館日毎週火曜日、毎月末日、年末年始、特別整理日
お問い合わせ先TEL0855・52・0551
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