• 背景色 
  • 文字サイズ 

離島災害に備えて-隠岐で島根県総合防災訓練-

県と隠岐の島町は、昨年9月8日、隠岐の島町の旧隠岐空港を主会場に、平成25年度島根県総合防災訓練を行いました。
警察や消防、自衛隊、海上保安本部、医療機関などの防災関係機関と隠岐の島町、海士町、西ノ島町、知夫村の隠岐4町村の住民ら計53団体約2500人が参加しました。
津波避難や救出、本土からの物資搬送などの訓練を通じて連携を確認し、防災意識を高めました。

 

負傷者役を収容する県防災ヘリコプター「はくちょう」(訓練)の画像
負傷者役を収容する県防災ヘリコプター「はくちょう」(訓練)

 

 

隠岐で島根県総合防災訓練を実施するのは5年ぶり。
今回の訓練では、過去の被災経験や東日本大震災、昨夏の県内の豪雨災害の経験をふまえ、津波と風水害を想定した訓練を実施しました。
津波避難訓練では大津波警報の発表を受け、隠岐4町村の住民が迅速に高台などに避難しました。
土砂災害救助訓練では、警察、消防、DMAT(災害派遣医療チーム)などの医療機関、
消防団員が連携して倒壊した建物や車から負傷者を救出し、県防災ヘリコプター「はくちょう」による搬送をしました。
津波避難訓練に参加した隠岐の島町民の1人は、「スムーズに避難できました。
この訓練を機に、家族と災害時の対応について話し合いたいです」と話していました。
行政による「公助」だけではなく、住民一人一人が自発的に行う防災活動(「自助」)や、
自主防災組織をはじめ住民が連携して行う防災活動(「共助」)なくしては、災害に対処することは困難です。
また、災害時には、行政機関だけでなく、関係機関相互の適切な役割分担や連携協力を確保することが必要です。
こうしたことから、県では、各地域での防災訓練をはじめ、地域防災計画や各種マニュアルの見直し、
住民向けの研修や、自主防災組織の育成支援などを通じて、地域防災力の向上に取り組んでいます。
引き続き、防災訓練をはじめ様々な取り組みを通じ、防災体制の強化や、関係機関相互の連携など、地域の防災力の向上を図ります。

 

 

負傷者の救助について現場指揮本部で協議する各機関(訓練)の画像
負傷者の救助について現場指揮本部で協議する各機関(訓練)

 

 

津波避難訓練で避難場所に向かう住民の画像
津波避難訓練で避難場所に向かう住民

 

 

倒壊した建物内で、負傷者役の応急処置をしながら救助する消防隊員とDMAT隊員(訓練)の画像
倒壊した建物内で、負傷者役の応急処置をしながら救助する消防隊員とDMAT隊員(訓練)

 

 

水防訓練で土のうを作る隠岐の島町消防団員の画像
水防訓練で土のうを作る隠岐の島町消防団員

 


お問い合わせ先
防災危機管理課TEL0852・22・6775


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp