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12月26日質問事項7

7.中枢中核都市

○山陰中央新報:よろしいでしょうか。山陰中央新報の多賀です。

 12月に入って、政府が東京一極集中を是正する方法として、中枢中核都市を指定して、松江市がその指定の中に選ばれたんですけれども、これに対しては、予算の配分の偏りとか、懸念する声もあるんですが、知事としては受けとめはいかがでしょうか。

○溝口知事:その点につきましては、地域魅力創造有識者会議におきまして、東京一極集中の是正に向けて、政令指定都市や中核市などから中枢中核都市を選定して、支援することを柱とする報告書が12月18日に取りまとめられたということです。この報告書を踏まえまして、国は18日に全国から82の都市を選定し、それを発表したわけですが、島根県からは松江市が選定をされていると。お隣の鳥取県では鳥取市が選定されているということであります。岡山、広島などは、若干、岡山でいえば、岡山と倉敷市とか、ちょっと広いですから、そういう状況になっております。それで、国は、中枢中核都市には、活力ある地域社会を維持するための中心拠点として近隣市町村を含めた地域全体の経済や生活を支えることが期待されているというふうにされておりますが、また、国はこの中枢中核都市に対して、省庁横断的な支援チームをつくるほか、多種多様で広域的な政策課題に対応できるよう、地方創生推進交付金の交付額や申請件数の上限の引き上げなどの支援を行うというようなことが言われておりますね。これは報道だろうと思いますけども。

 県としては、松江市が中枢中核都市に選定されたということは評価をしております。松江市におかれましては、県都として、県外からの人口流入を促進し、県全体の経済や産業を牽引していくことを期待をいたしております。県としましては、県全体の地域の活力が維持され、人口減少に歯どめがかかるよう、必要な対策を講じていく必要があろうというふうに思います。違う見方として、中枢中核都市としての機能が高まっていくと、周辺市町のほうからそこに向かって人口が流れていく、進んでいくんではないかといったようなことを言う人もいますが、松江市と周辺地域が一体となって発展していくよう、県も一緒になって取り組んでいきたいというふうに思います。だから、そういう意味で、まだどういう状況で進むのかというのはわかりませんで、これからの課題だろうというふうに思います。


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