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11月6日質問事項4

4.しまね田舎ツーリズム

○山陰中央新報:知事、済みません、山陰中央新報の片山です。

 話は変わりますが、しまね田舎ツーリズムのことについてお伺いします。

 島根県は、6月の民泊新法の施行を受けて、これまで旅館業法の枠外で行ってきた運用を旅館業法もしくは民泊新法への届け出を現在の登録施設に求めるよう方針を転換されました。現場では民泊新法がいろいろ手続上、書類が多かったりとか面倒くさかったり、旅館業法になると新たな設備投資も必要になるというような声があって、なかなか届け出が進んでいない現状があります。これについて知事はどういうお考えをお持ちでしょうか。

○溝口知事:しまね田舎ツーリズムの実践者のうち、宿泊サービスの提供を継続しようとする方々には、住宅宿泊事業法の制度概要や旅館業法に基づく許可を受ける場合と比較した場合のメリット、デメリット等について、県内各地で説明会を開催をしております。また、個別に各実践者を訪問して相談を受けるなど、定住財団と連携をしても対応してきております。今年度、全ての実践者を対象としたアンケート調査を行ったわけでありますが、活動継続の意向や不安な点などについて、今、把握するように努めているところであります。今後もより多くの実践者がスムーズに必要な手続を行い、宿泊サービスを提供できるよう支援を行っていく考えであります。

 田舎ツーリズムの取り組みを進める上で、地域にある旅館や田舎体験を提供する施設を組み合わせて、地域全体で一体的に受け入れてはどうかという考えもありますが、地域全体で多くの参加者を受け入れる手法としては効果的であると思われますので、今後、田舎ツーリズムの実践者と意見交換をして、どのようなことが可能なのか、よく検討していく考えであります。

○山陰中央新報:その法律への届け出を求めるという方針については、再度撤回とか、そこをまた転換される予定、方針等はありませんでしょうか。

○溝口知事:この点はやや技術的なところもありますから、いずれにしても県のほうも田舎ツーリズムの実践者との意見交換などを通じて意見のすり合わせをまずやっていくことが必要ではないかというふうに思います。

○山陰中央新報:一方、ツーリズムの体験者というのは、初年度からもうずっと右肩上がりで、やっぱりそれは島根の知事が言っておられた歴史、文化であったりとか自然とかっていうものが、やっぱり県外の人にとってすごい魅力を感じて来ておられると思うんですよ。そのニーズがやっぱり今ある中で、やっぱり伸ばしていかないといけないと思ってます。今、しまねツーリズムというものはどういうふうな、県内に効果をもたらしているかというところの点については、知事はどうお考えですか。

○溝口知事:今年の11月6日現在で、宿泊サービスを行う実践者の登録件数は156件あるということでありまして、そのうち個別訪問とかの相談件数が120件ぐらいに上っておるということでありまして、田舎ツーリズムの大変大事な一つの課題でありますから、県もよく話を聞いて、どういう対応が必要なのか、相談をしていきたいというふうに思います。

○山陰中央新報:田舎ツーリズム自体のメリットはどう捉えられてますか。

○溝口知事:そうですね、やはり田舎などに行ったときに、旅館だとかはたくさんあるわけじゃありませんから、そういうところに泊まったりするというのは、興味のある若い人たちというのは多い可能性がありますね。そういうところに広がっていくということは、島根県にとってもいいことですからね、だから、田舎ツーリズムが合理的に広がっていくということは、一つのパイの中で争うのではなく、パイを広げる面もかなりあるではないかというふうに思います。

○山陰中央新報:島根らしさを感じてもらえる取り組みだということですかね。

○溝口知事:ということですね。

○山陰中央新報:ありがとうございました。 

 

○溝口知事:よろしいですか。それでは終わります。

 


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