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10月24日質問事項2

2.水草

○山陰中央新報:知事、よろしいですか。山陰中央新報の片山といいます。

 宍道湖の水草についてなんですが、県は今期、緊急回収の体制を整えられましたが、現時点で実施はされなかったということです。実施要件を満たさなかったということですが、住民とか湖畔の飲食店なんか、お話を聞くと、依然として被害が出て苦しいんだという声を聞きました。県が緊急回収を実施しなかったというところと、住民の認識に乖離があるように感じますが、知事はどうお考えでしょうか。

○溝口知事:私というよりも、関係部局の認識ですね。

○山陰中央新報:ええ。

○溝口知事:今年度は、県による宍道湖の水草等の緊急回収は実施をしなかったということでありますが、7月中旬以降、水草等、繁茂が見られ、昨年に比べて国土交通省が手厚く対応していたということが一つはあったようですね。また、県への要請もなかったということでありまして、それからもう一つは、水温がことしは高くて、水草の繁茂が少なかったという状況もあるようです。

 国交省では、6月から8月の間に刈り取り試験を玉湯地区、来待地区、鹿園寺周辺において実施をし、7月下旬から沿岸に打ち寄せられた水草等の回収を継続実施中であるということであります。

 来年度以降、どのような対応をするのかということですが、国交省に対しまして、繁茂前に刈り取るなど、予防的な対策や速やかな回収を講じていくよう要望をしっかりやっていきます。

 それから、今後、関係者で今期の、その期の総括などを行う予定であります。一義的に管理者であります国土交通省が対応すべき問題でありますが、引き続き効果的な対策について関係者で意見交換をし、県の取り組みについても考えていきたいということです。

○山陰中央新報:広い宍道湖を管理する国だけの対応では限界があると思っております。被害が出そうな段階、またはその被害が出てしまった段階で迅速な対応が求められると思うんですが、来期に向けて、今回、緊急回収の体制として4つの要件を設定されたと思うんですが、そこの見直しの必要性を含め、知事、どうお考えですか。

○溝口知事:やはり宍道湖は、国が管理をしているわけでありまして、その国との連携を県の担当部局がよく話をする、情報を交換をする、そうしたことはやっているわけでしょうが、それをさらに確実にするということが必要だろうというふうに思います。

○山陰中央新報:要件の見直しというところはいかがでしょうか。

○溝口知事:そういう状況の話し合い、意見交換の場でどういうことが必要なのかと、あるいは必要ないのか、そういう検討をしてもらうということですね。

 


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