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10月24日質問事項1

1.障がい者雇用率

○山陰中央新報:よろしいですか。山陰中央新報の高橋です。

 島根県の障害者雇用率が法定雇用率に達していなかった問題についてお伺いしたいと思います。

 改めて、知事はこの問題についてどのような所感をお持ちでしょうか。

○溝口知事:障害者の雇用率につきましては、平成の29年分、平成の30年分の再点検を行い、先日、結果を公表しております。再点検は、厚生労働省のガイドラインに基づき、基本的には障害者手帳により確認を行い、手帳を持っていない職員につきましては医師の意見書や診断書により確認をしたということであります。この再点検の結果、法定雇用率が低くなっておるわけです。再点検の検査では、平成29年に、点検前には2.4%でありましたが、点検後は1.45ということで、約1%ぐらい下がっておりますね。それから30年度分は点検前が2.52%で、点検後は1.66ということで、0.8から0.9ぐらい違いがあったと。こうしたことが起こったのは、算定方法の認識の誤りが関係部局であったということであります。法定雇用率を下回る状態でありますので、速やかに達成できるよう努めていく考えであります。

 私もいろいろ聞いてみましたけども、恣意的に数値を上乗せしたというようなことはなくて、算定方法の認識の誤りが影響したということであります。いずれにしてもそういうことでありますので、法定雇用率を速やかに達成するように努力をしたいということです。

○山陰中央新報:障害者雇用を推進すべき県がこういうふうに法定雇用に達していなかったということに対しては、知事はどのように思っていらっしゃいますか。

○溝口知事:やはりこれを管理する部局において認識の誤りがあったということでありまして、非常に残念なことですね。今回の問題を含めまして、こうした問題に適切に対応するように、私からもよく言っておりますし、これからも言っていきたいというふうに思います。

○山陰中央新報:県内の障害者の方は、県で働きたいと思っていらっしゃる方にとっては、法定雇用率に達しているということで採用から漏れた方もおられる可能性がありますが、そういう方々に対してはどのようにお考えですか。

○溝口知事:そういう方々にも連絡をとったり、いろんな方法で接触をしたり、問題を解消するように、行うよう、関係部局には指示をしております。

○山陰中央新報:先ほども知事がおっしゃったように、厚生労働省のガイドラインに沿っていればこのような問題は起きなかったのかなというふうに思うんですけれども、いつごろから障害者手帳の確認などをやらなくなったのかというのは、調査はされてますでしょうか。

○溝口知事:それは今やっておりますね。どの程度、もうかわってる人もいるでしょうから、全部がどうなってるかというのはわからない可能性もありますが、できるだけ調査をするということです。

○山陰中央新報:今、平成29年度、30年度と数字を出されましたけれども、さかのぼって調査をされることはされていかれるお考えですか。

○溝口知事:それは可能であればやるべきだろうというふうに思います。

○山陰中央新報:原因については、知事はどのように今考えていらっしゃいますか。こういう算定のミスというか、算定の間違いというか。

○溝口知事:それはあれですね、前の時代から続いておったわけでしょうからね、最初、初期の段階でのそこの解釈がそのまま、間違いだったけども続けてやっとるという可能性もありますし、できるだけの調査はするということです。

○山陰中央新報:そこは、原因も含めて、あと法定雇用率がいつごろから恣意的な算定がされているのかも含めて調査をされていくということですか。

○溝口知事:できる限りですね。

○山陰中央新報:わかりました。

 あと、中央省庁のほうでは、先ほど恣意的ではないというふうに知事おっしゃいましたけれども、障害者の対象範囲とか、確認方法が恣意的だったというふうに指摘をしておられましたけれども、県ではやっぱりそういうことはなかったという御認識、恣意的ではなかったという御認識ですか。

○溝口知事:国のほうがどうしてるかというのは僕もよく知りません。

○山陰中央新報:今回、これで採用の部分であったりとか、法定雇用率の算入みたいなところは改善されるとは思うんですけれども、今後、こういうことが起きないように、何か対策はお考えでしょうか。

○溝口知事:やはり、それは関係部局の、こういう問題を適切に処理するようにするということですね。そうした問題は、ほかの部局でも関係があるというか、似たようなことがあるのかどうか、それがあればちゃんとチェックをするといったようなことはやる必要がありますから、それは幹部会などで関係部局には伝えます。

○山陰中央新報:わかりました。

○NHK:知事、済みません、関連してなんですけども、NHKの白石と申します。

 端的に言えば、障害者の雇用の問題で、国が通達したガイドラインの解釈を間違えるというか、誤っていたってことは、これはよくあることなんですか。

○溝口知事:普通はないでしょうね。

○NHK:何で、普通はないことが、なぜ今回は起きてしまったというのは。

○溝口知事:そこら辺はまだよくわかりません。まだ報告を受けてません。


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