10月10日質問事項8
8.原子力防災訓練
○毎日新聞:済みません、毎日新聞の根岸ですけども、今月、原子力防災訓練がありまして、ことしは初めて複合災害と広域避難訓練を実施するということですけども、改めて複合災害とか広域避難を想定する狙いとか期待みたいな部分っていうのは何かありますでしょうか。
○溝口知事:それは、原発の問題は規制委員会にやはり、規制委員会が適切に評価、判断をするということが必要なわけでありまして、それを我々としては、規制委員会がどういうふうにするのか、よく見守っていきたいというふうに思います。
○毎日新聞:避難については規制委員会というよりも県のほうのかかわりが大きくなってくると思うんですけども、今回の避難訓練で、より避難計画の実効性が高まるとか、そういう部分はあるんでしょうか。今まで原子力災害だけを想定して県内での避難だったのが、より現実の災害がある場合に近いような想定になるのかなというふうに思ったんですけども、そうではないんでしょうか。
○溝口知事:いや、そういう要素もありますけども、まだそこは関係者とよく相談しないといけませんね。
○中国新聞:知事、もう1点、同じく中国新聞の秋吉です。
先ほどの原子力防災訓練の関係でありまして、今までずっと広島とか岡山に実際に住民が避難するという訓練はされてこなかったんですけども、今回初めてされるということですけども、広島県と岡山県と、知事同士ではその辺についての話し合いとかっていうのは、ことしはされたんでしょうか。
○溝口知事:私自身はしてません。担当部署がやっています。
○中国新聞:ただ、そのやりとりが結局上がってきたときに、知事としてもそれは、いや、当然やるべきだろうということで判断されたと思うんですけども、その辺の理由をちょっと教えていただけますか。
○溝口知事:広島、岡山の御理解をいただいてやるべきものだというふうに思いますよ。
○中国新聞:今度、一応開催地が広島県の神石高原町と岡山県の笠岡市というふうにされてまして、実際に恐らく避難道路で、実際に使われるであろう道路をバスに乗って避難するという、本当にもうリアルな避難体験というのを住民がされるということですけども、そのことについては非常に意義があるという。
○溝口知事:意義はありますね。
○中国新聞:どういうところでその意義を住民は感じられるんでしょうか。
○溝口知事:やはり万が一避難しなきゃいけない状況があったときに、どこまで行けばいいのかといったようなこととか、あるいはそれに、住民の方々にバスに乗ってもらうためにはどういう連絡をし、どういう対応をしなきゃいかんのか、そういうことを練習するといいますかね、検証するといいますか、そういうことがあったほうがいいだろうということです。
○中国新聞:あと、一方で、これまでは県内だったので、益田とか浜田の方も当然勉強にはなったと思うんですけど、広島の方が初めて島根の方が来て、実際避難訓練しとるわっていうのを見る、目の当たりにすることができるわけで、そういう意味での広島側や岡山側の啓発、そういう意味へもつながるという考えなんでしょうか。
○溝口知事:そこまでは我々が考えることじゃないですね。
○中国新聞:今後なんですけども、まだことしの訓練してない段階で今後の話を言うのは早いですけども、できるならば来年度以降とかもこうした形の訓練というのはやっていきたいと思われてますか。
○溝口知事:いや、具体的には決めてませんけども、できるだけ訓練はやっておくほうがいいだろうというふうには思いますね。
○毎日新聞:関連で、毎日新聞の根岸ですけども、現在の時点で広島、岡山側の理解っていうのは進んでいるというふうに感じてますか。
○溝口知事:それは進んでるというか、理解がされていると思いますね。
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