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9月28日質問事項2

2.小中学校のエアコン

○山陰中央新報:山陰中央新報の多賀です。済みません、話題を変えますが、暑さ対策、エアコンについてお伺いします。

 今、県内の小・中学校のエアコンの設置率が9月現在で32.7%にとどまっています。この数字について所感をお願いします。

○溝口知事:数字は数字なんでありますが、温度が非常に高くなるということも、あるいはふえておるのかもしれませんね。あるいはそういうものが長く続くような状況にあるのかもしれませんし、そこら辺は気候の変動がありますからわからないわけでありますが、ただ、市町村が小・中学校のエアコンの設置などは担当するわけでありまして、市町村がエアコンの整備を行う場合には、国が経費の3分の1の交付金を供与したり、あるいは元利償還金の一部を地方交付税で手当てできる地方債が発行できるとか、いろんな支援もあるわけでありますけども、安倍総理は、9月20日の記者会見で、小・中学校のエアコン設置につきまして、設置の支援について次の臨時国会に補正予算を提出する考えであるということを言っておられますから、どういうふうに国がおやりになるかということもよく見まして、県としてどういう対応をすべきかということを考えていく必要があるというふうに思います。

○山陰中央新報:確認ですが、その設置費に関しては国の助成制度があって、3分の1補助の助成があって、基本的には市町村が設置費を助成する、市町村が見るというようなお立場で……。

○溝口知事:そうですね。

○山陰中央新報:そのあたり、県が例えば、益田市ではふるさと納税を使って何とかエアコン設置費を工面しようという動きですとか、安来でしたら業務用じゃなくて一般的なエアコンを導入して、なるべく快適な教育空間をつくろうというような努力をされています。そういったところに県として支援するとか、そういったお考えは。

○溝口知事:それは、学校教育法というものがあって、公立の小・中学校の施設設備の整備は市町村が学校設置者としての責任と負担で対応するということになっておるわけです。それで、市町村がエアコンの整備を行う場合には、経費の3分の1を、先ほど申し上げましたが、国が交付するということであり、また、地方交付税が手当てされる地方債でも若干支援をするということがあるわけです。いずれにしましても、政府、安倍総理は9月の記者会見で、小・中学校へのエアコン設置の支援について、次の臨時国会で補正予算を提出すると言っておられますから、その状況も我々もよく注視をしていきたいというふうに思っております。

○山陰中央新報:きのうの常任委員会で県教委が県内市町村のまとめを提示されて、2021年度までに各自治体の小学校の普通教室の整備が完了する目標なんですけれども、ということなんですが、ただ、その21年に整備をされる自治体の子供さんたちは、例えば来年、再来年も暑い夏を過ごさなければならないっていうことがあるんですが、県としては、来年、再来年に向けて、その暑さ対策についてはどういった役割が必要だとお考えですか。

○溝口知事:そこはやはり小・中学校の運営というのは市町村がやはり担っておるわけですからね、そういう法制度でありますから、国の支援などを我々は要請していくということが一つの課題だろうというふうに思います。

○山陰中央新報:ハード的にエアコンが設置されるまでの段階の暑さ対策、例えば授業を別のクーラーのある場所でするとか、何かいろいろ方法はあると思うんですが、そのあたりを進められるとか。

○溝口知事:まあそういうことは進んでおりますけどね、そこもやはり、こういう問題はやっぱり市町村、都道府県と、それぞれ法的な枠組みの中で担っていますからね、そういうことも配意しながら対応しなければいけないと思いますね。

○山陰中央新報:山陰中央新報の高橋です。知事としては、今、小・中学校にエアコンを設置しないといけないなっていうふうにお感じになっていらっしゃいますか。

○溝口知事:それはいろんな状況によるわけでありまして、市町村からそういうお話があれば聞きますが、まだ私のとこまでそういうことを言ってこられる市町村は、私に直接ですね、もちろん教育委員会とか、そういうとことは相談しておりますけども、私が何か考えればできる課題じゃない。やはり国の法制度があり、そしてそれを担っている教育委員会がありますから、そういうとこでよく検討しなくてはいけないんだろうというふうに思います。

○山陰中央新報:山陰中央新報の多賀です。学校施設のエアコン整備をめぐって、既存の交付金とは別に、避難所指定の体育館へのエアコン設置に関しては助成が出る制度が総務省にあるんですが、そのあたりを、積極的な、そういった支援を活用するように促すとか、そういうお考えはありますでしょうか。

○溝口知事:そういう具体的ないろんな考え、対応というのはあると思いますが、やはり市町村の方々の意見もよく聞いて対応しなければ、この場で私がこうすると言うわけにはいかないですよ。


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