9月7日質問事項2
2.自民党総裁選
○山陰中央新報:よろしいでしょうか。山陰中央新報の多賀です。
ちょっと話は変わりますが、きょう、自民党の総裁選が告示されまして、
安倍首相と石破元幹事長が立候補されたんですけれども、お二人の候補に今回どのような議論を期待されますでしょうか。
○溝口知事:それは、両者の方々も国民がどういうことを求めておられるのかといったこと、あるいは日本の経済、社会のいろんな課題について、どういう対応をされるのかといったような点を我々もよく注視をしていかなくてはいけないだろうと思いますね。
候補者等は各地を回ったり、まだ忙しい状況でありますから、なかなかそういう点について今やるわけにはいきませんが、フォローアップは状況を見ながらやっていくという考えです。
○山陰中央新報:安倍首相は、アベノミクスの継承であったり、石破候補はアベノミクスの修正など、それぞれ政策を掲げておられますが、知事もごらんになったと思いますけれども、知事のお考えと候補との、どちらがお考えが近いでしょうか。
○溝口知事:そういう、かなり抽象的な政策の取りまとめですから、そこで大きな違いがあるわけじゃない。それぞれ日本の社会が発展をし、国民の方々が困らない、あるいは子供たち、あるいは高齢者の方々も健全に生活ができる、そういうことでありますから、個別にどうこうという話じゃなくて、全体としてどう見るのかということが大事なんだろうというふうに私自身は個人的に考えておると。
○山陰中央新報:日本の将来を決める重要な選挙だと思うんですけれども、そういった中で、知事も政治家の一人として、どちらを支持されるとか、そのあたりはいかがでしょうか。
○溝口知事:それは私的なことですから、ここで言うべき話ではないだろうというふうに思います。
○山陰中央新報:一方、県内では、細田衆院議員が安倍首相を支援しておられて、竹下亘衆院議員が石破元幹事長を支援しておられます。こういった県内で対応が分かれている状況については、どのように受けとめられますか。
○溝口知事:それは政治ですからね、それでまた、自民党にかかわらず、ほかの政党でも同じですけども、一定のグループで国の政治の展開をしておるという構造になってますから、それはそれぞれのグループが競い合うことによって、また選挙の結果によって、そうした主張の適切性についていろんな判断が下されるわけでありますから、そういうところをよく見られて対応する必要があるということです。
知事は、政党の支持は受けますけれども、政党の考えはこうですということは申し上げることは適切でないというふうに考えています。
○山陰中央新報:わかりました。
○中国新聞:済みません、中国新聞の岡田です。
ちょっと一つ戻るんですが、総裁選の関連で、今回、党員投票もありますけど、知事自身は党員であるとか党友であるとか、その投票資格はお持ちではないんですか。
○溝口知事:ないはずです。
○中国新聞:わかりました。
あと、政策の関係なんですが、国全体を見ていろんな議論をということですが、例えばこれまで地方創生であるとか、憲法改正であるとか、いろいろ争点は考えられると思うんですが、知事としては、どの分野に具体的に一番、議論を深めてほしいとお考えでしょうか。
○溝口知事:言葉はいろいろあるんですけども、具体的にそれをどうするかということが必要なわけですけども、各政党もそこら辺まではなかなか、全国民に賛同を受けるといいますか、そういう状況にはなってないかもしれませんね。それは各政党が政治を担うためにどうするかということをお考えになると、それを国民に訴えるということでありましょうから、いずれ、総選挙があるとかということになれば、そういうものがもう少し明らかになっていくというふうに思いますし、国会でも議論をされますわね。
○中国新聞:それは、憲法に関してという、今、御認識。
○溝口知事:憲法じゃなくて、いろんな国の施策ですね、あるいは政策。あるいは憲法の問題もあるかもしれません。
○中国新聞:知事自身は、今回の総裁選でどの点が一番御関心がありますか、議論としては。
○溝口知事:やはり日本全体、経済、社会が安定をしていく、そういうためにどういうことが必要だと考えておられるのか、そういうような点は知事として関心を持っております。
○中国新聞:あと、安倍首相がもう2期6年務めてきたわけですけど、総裁としてですね。この間の安倍さんの政権運営についてはどのように評価されていらっしゃるでしょうか。
○溝口知事:他人の、ほかの内閣と比較するというのは現実的に難しいわけですけども、やはり政治はそういう人を支える人がいて政治が進む面があるわけでありまして、そういう面でいえば、2期、全力を挙げて務めておられるということだろうと思いますね。ただ、それに対する評価は、政党、あるいは国民の方々の考えによって違うでしょうね。
○中国新聞:知事自身の評価は。
○溝口知事:私は、そういう問題について、こういう場で評価をするのは適切でないというふうに思います。
○中国新聞:今回、石破さんと安倍さんの一騎討ちになるわけですけど、いずれかが勝って、次期の総裁にはどういうふうな政権運営であるとか政治を期待されますか。
○溝口知事:それはやはり国民の方々がどういうことを求めておられるのか、また、そういうものに対してどう考えるのか、そういう中で必要な施策が展開できるかということがあるでしょうし、それから、やはり国際的な状況がいろいろ変化をしておるわけでありまして、そういう問題に対してどう対応されるのか、そういうものを首相になられましたら適切によく説明をしていく必要があろうというふうに思います。
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