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8月23日質問事項3

3.教職員の人事権

○山陰中央新報:続けて、済みません。山陰中央新報の高橋です。話が変わりまして、教職員の人事権の移譲の問題についてなんですけれども、先日、第1回の検討会議が開かれまして、そちらのほうは今回、非公開で実施をされたということになりましたけれども、知事としては、非公開で実施されたことに対してどのようなお考えをお持ちでしょうか。

○溝口知事:教育に携わる人たちが議論をするわけでして、それが教育委員会を通じ、松江市とも話をしながら決められていくわけでありますから、やはり県と松江市だけでなく、他の全ての市町村とよく話をしていく必要があろうかと思います。県の教育委員会からは、8月16日、県、市町村による話し合いが始まり、松江市からの提案説明をもとに意見交換がされたというふうに聞いております。

 松江市は、人事権の移譲を求められておりますが、県内全ての市町村の理解をやはり得ていくということが必要であります。この検討の場を生かして建設的な意見交換が行われ、丁寧な議論になることを私どもとしては期待をしているわけでございまして、そういう問題ですから、いろんな議論がまとまれば、こういうことですという発表は当然なされるわけですけども、途中の段階で、議論がまだ進んでない段階で外部の人も入れてこうするということは、議論を進めるのにいいかどうかということを判断されたということではないかと想像しております。それはやはり教育委員会がある程度時間をかけて、そしていろんな異なる意見をまとめていくプロセスがある程度進まないと、最初の段階から公開でということは適当でないと考えられたのではないかと想像してます。私が直接聞いたわけじゃありませんけども、そういう感触を持っているということです。

○山陰中央新報:そのプロセスの部分が、県民にとって非常に興味、関心の高い教育ということで、県民にとっては非常に興味、関心の高い分野であって、県民としては、そのプロセスの部分をどういうふうに協議をされているのかというところを見たいというか、きちんと確認をしたいという部分を非公開にされた場合、なかなかそこの部分が見えずに最後の回答だけ出てきても、じゃあどういう議論をされたのですかというところがはっきりしないと、その決定がどうだったかというのを県民お一人お一人が判断が難しいような気もするんですけれども、そういう非公開というのは、県民にとってはなぜ非公開になったのかっていうのが非常にわかりにくかったと思うんですけれども、知事はその非公開だったということについてはどのようにお考えですかね。

○溝口知事:私もどういう考えでやられているかというのは知りませんけども、すぐに決まる話でもないでしょうしね、一定のプロセスを経て、双方の考え方がある程度明らかになった過程でされようというふうに判断されたということじゃないですか。

○山陰中央新報:今後も非公開という部分が続くと、どういう議論がなされているのか、県民にとって非常に見えないまま教員の人事権をどういうふうに移譲するのかしないのかっていうところが決まっていくということになるんですけれども、今後も非公開にするのは妥当だというふうにお考えですか。それとも公開すべきというふうに……。

○溝口知事:それはやはり教育委員会が良識を持っておやりになるということじゃないかと思います。

○山陰中央新報:今、うちも大学の先生などにお伺いすると、非常にわかりにくい問題だからこそ公開にして議論をすべきではないでしょうかというふうなお話も受けているんですけれども、良識を持ってということであれば、公開すべきだっていう御認識ですか。

○溝口知事:それは、いずれの時点では外に出していかなきゃいかんわけですけども、そのプロセスをどうするかっていうのは、その辺は今の教育委員会のメンバーでお考えすべき課題でしょうね。我々がこうすべきだという状況ではないと思います。常識的に考えれば、そういうことだろうと思います。

○山陰中央新報:なかなか答えが出しにくい問題だということなので、いつごろまでに結論を出すのかというのは難しいところだと思うんですけれども、知事としては、いつごろまでに結論を出すべきだっていうふうにお考えですかね。

○溝口知事:遅からず早からずっていいますか、その辺をよく議論をしながら考えていかれたらいいんじゃないでしょうか。


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